#mtgjp カード評価 基本セット2020 | 入門者・上級者の両方を念頭に置いた安定したロンドン・マリガン開始のカードセット

概要

2019-07-12 Fri発売の新しいカードセット「基本セット2020」の全カードリストが2019-06-26 Wedに公開された。そして,辞書データも2019-06-28 Friに公開された。

基本セットはMTG初心者を念頭においたカードセットだが,レアと神話レアにはエターナル環境を意識したカードも収録されており,なかなか面白いカードセットだ。

その中でも,特に気になった以下のカードをレビューする。

  • クリーチャー
    • 《暁の騎兵/Cavalier of Dawn》
    • 《絞首された処刑人/Hanged Executioner》
  • アーティファクト
    • 《祖先の象徴/Icon of Ancestry》
    • 《多用途の鍵/Manifold Key》
    • 《報復のワンド/Retributive Wand》
  • 再録カード
    • 《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
    • 《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
    • 《鋼の監視者/Steel Overseer》

なお,灯争大戦以降,毎月カードセットがリリースされており,8月にも統率者2020が発売されてめまぐるしい。リリース頻度が早いので,以前のように3か月に一度くらいのほうが安定していていい。

クリーチャー

《暁の騎兵/Cavalier of Dawn》

カードの効果は「5マナ4/6警戒で,ETBで非土地パーマネントを破壊してコントローラーに3/3トークンを生成。PIGでアーティファクトかエンチャントを手札に回収。」だ。

モダンホライゾンで登場した《過大な贈り物/Generous Gift》を内蔵している。

似たようなカードに過去に《賞罰の天使/Angel of Sanctions》が存在していた。こちらはETBで《忘却の輪/Oblivion Ring》が発動し,飛行持ちだ。《忘却の輪/Oblivion Ring》のような放逐能力は,除去されると復活されるリスクがある。

その点,《暁の騎兵/Cavalier of Dawn》は破壊なので,そのリスクがない。また,それどころか死亡時にアドバンテージを稼げる能力まで付いてきている。性質が若干違うが,だいたい上位互換とみてもよいだろう。

5マナのカードとして悪くない性能だ。

《絞首された処刑人/Hanged Executioner》

カードの効果は「3マナ1/1飛行で,ETBで1/1飛行トークンを生成。4マナ生贄でクリーチャーを除外。」だ。

白で能動的にクリーチャーを除去できるクリーチャーはそんなに数が多くない。このカードはトークンが出るので,アドバンテージのとれるカードだ,《急報/Raise the Alarm》や《幽体の行列/Spectral Procession》,《未練ある魂/Lingering Souls》のようなトークン生成カードのようにみなしてよいだろう。これらのトークン生成カードに除去がおまけで付いたように捉えることができる。

キャストに3マナ,能力の起動に4マナと悠長な感じがするが,先置きできるのは利点だろう。しかし,除去が目的ならば,《放逐する僧侶/Banisher Priest》や《宮殿の看守/Palace Jailer》のほうが即効性はある。

そのため,トークン系デッキや装備品系デッキのお供にするのが良いだろう。

アーティファクト

《祖先の象徴/Icon of Ancestry》

カードの効果は「キャスト3マナ,選択したクリーチャーに《十字軍/Crusade》,3マナタップで《民兵のラッパ手/Militia Bugler》のETB効果」だ。

《十字軍/Crusade》や《栄光の頌歌/Glorious Anthem》にドロー効果が付いたようなカードだ。《ヘリオッドの槍/Spear of Heliod》と構成が似ている。《ヘリオッドの槍/Spear of Heliod》のタップ効果は防御能力だったが,《祖先の象徴/Icon of Ancestry》はドローなので,こちらのほうが汎用性が高いだろう。

息切れ防止やマナフラッド受けにもなるので,部族デッキで重宝される気がする。

《多用途の鍵/Manifold Key》

カードの効果は「キャスト1マナ,1マナタップで他のアーティファクトをアンタップ,3マナタップでクリーチャーがブロックされない」だ。

《通電式キー/Voltaic Key》の上位互換が登場した。《通電式キー/Voltaic Key》自体がアーティファクト系デッキで重宝されたので,《通電式キー/Voltaic Key》とそのまま入れ替えになるだろう。

レガシーでは,《厳かなモノリス/Grim Monolith》との組み合わせが強く,《鋼の監視者/Steel Overseer》との組み合わせも強い。

《報復のワンド/Retributive Wand》

カードの効果は「キャスト3マナ,3マナタップで任意の対象に1点のダメージ。PIGで5点ダメージ。」だ。

《破滅のロッド/Rod of Ruin》や《花崗岩の破片/Granite Shard》の系統のカードだ。継続的なダメージソースアーティファクトとしては,《呪われた巻物/Cursed Scroll》が有名だ。ただし,《呪われた巻物/Cursed Scroll》は手札の調整が必要なため,中盤以降の活用がメインとなる。

《報復のワンド/Retributive Wand》は序盤でも確実に1点飛ばすことができ,万が一破壊されても5点も飛ばせるため,悪くない。

再録カード

《神聖の力線/Leyline of Sanctity》

基本セット2020では,基本セット2011から9年ぶりに力線サイクルが再録となった。

基本セット2020発売と同時に,ロンドン・マリガンが導入されるため,力線が相対的に強くなる。特に,《神聖の力線/Leyline of Sanctity》と《虚空の力線/Leyline of the Void》は高額レアになっていたので,ここで再録されて供給が増えるのはありがたい。

《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》

1マナの恒久的な墓地対策カードの《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》が再録となった。

このカードも値段がじわじわと上がってきていたので,再録により供給が増えるのはありがたい。

《鋼の監視者/Steel Overseer》

スティール・ストンピィやモダンだと鱗親和で採用されているカードが再録となった。

同じく収録されている《多用途の鍵/Manifold Key》のいい相棒になるだろう。

結論

基本セット2020はMTG入門者向けのカードセットであるため,モダンホライゾンのように特定環境を意識したカードセットと比べると,興味を持つカードが少なかった。

しかし,エターナル環境に影響を与えるカードや,過去の高額レアなどが再録されており,全体的に安定して落ち着いたカードセットだと感じた。

以下のカードは特に購入したいと思ったので,値段を注視したい。

  • 4枚: 《多用途の鍵/Manifold Key》

基本セット2020の登場と同時に,いよいよロンドン・マリガンも導入される。環境がどう変わるのか注視していく。

#mtgjp 購入報告 | 白エルドラージのエース

2019-06-23 Sunに《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》2枚をメルカリで399円で購入した。

前回《無声開拓地/Silent Clearing》の購入で期間限定2000ポイントの内,1444ポイントを使ったので,残りのポイント消化が主な目的で購入した。

《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》のテキストは以下となる。

Eldrazi Displacer / 変位エルドラージ (2)(白)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)

欠色(このカードは無色である。)
(2)(◇):他のクリーチャー1体を対象とし、それを追放し、その後それをオーナーのコントロール下でタップ状態で戦場に戻す。((◇)は無色マナを表す。)
3/3

白のエルドラージデッキ (エルドラージ・タックスなど) で《難題の予見者/Thought-Knot Seer》と共に使われているカードだ。

《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》と併用することで,2枚の土地から2ターン目の展開も可能だ。

そして能力がなかなか強い。クリーチャーに対して明滅を行うものだ。これにより,以下の6機能を果たすことができる。

  • ETB能力の再利用
  • ブロッカー排除
  • 攻撃防止
  • トークン除去
  • 装備品・オーラ剥がし
  • 単体除去回避

単純に自分の《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》や《護衛募集員/Recruiter of the Guard》,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》のETB能力を再利用してアドバンテージを稼いでも強い。

そして,スニークショーなどの《グリセルブランド/Griselbrand》や《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》の攻撃を単体で防止できるのも強い。

キャストと能力起動の3マナのコストは軽くはないが,ゲーム中盤以降で盤面を掌握できるこの能力は強力だ。

2019-07-05 Friにロンドン・マリガンが導入される。3月頃から使っていた白デプス/White Depthでは速度が間に合わないだろうと予想している。そこで,次の新デッキは白エルドラージ/White Eldraziを考えている。

今回購入した《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》は,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》と共にデッキの名を冠するエースカードとして活躍してもらうつもりだ。

また,7月からは勤務時間が10:00-19:00から09:00-17:35に変更となる。これにより,定時で退勤すれば晴れる屋平日レガシーの20:00の1回戦目から参加可能となる。2019-07-05 Friは別の用事が既に入っているので,次回大会参加は2019-07-12 Friの予定だ。それまでに,新デッキの白エルドラージのデッキ構築を練っていきたい。

#mtgjp 購入報告 | はじめてのキャノピーランド

2019-06-12 Wedに発売されたモダンホライゾンの《無声開拓地/Silent Clearing》1枚を2019-06-18 Tueにメルカリで1444円で購入した。

前回前々回の購入で貯めた月末までの期間限定のメルカリのポイントが2000円分あるので,これで購入した。

《無声開拓地/Silent Clearing》のテキストは以下となっている。

Silent Clearing / 無声開拓地
土地

(T),1点のライフを支払う:あなたのマナ・プールに(白)か(黒)を加える。
(1),(T),無声開拓地を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。

《地平線の梢/Horizon Canopy》と同じ能力を持つモダンホライゾンの土地サイクルであり,通称キャノピーランドと呼ばれている。

《地平線の梢/Horizon Canopy》は以前から1枚欲しいカードだった。アンタップで戦場にプレイでき,中盤から後半にかけてはドローに変換できる。1ターン,1枚の差が勝敗を分けるゲームで,どちらも重要な機能だ。

《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》と組み合わせることで毎ターン追加で1ドローできる。このアドバンテージなら,《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》のアドバンテージにも対抗できる。

しかし,《地平線の梢/Horizon Canopy》は6000円程度の高額レアとなっている。デッキの根幹をなす機能ではなく,必須カードではないので,ほしいと思いつつ値段が高いので後回しにしていた。

モダンホライゾンにサイクルが登場して,《地平線の梢/Horizon Canopy》に比べると比較的安価に入手できるようになったので,このタイミングで1枚購入した。

プレリリースでの発売当初は2000円程度の相場だったが,今は1200円程度の相場になっているようだ。強力なカードが手頃な値段で購入できるのはいいことだ。

《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》と共に白デッキで末永く使っていきたい。

まだ500ポイント分メルカリのポイントが残っているので,カードを購入し,7月のロンドン・マリガン導入後の環境に備える。

#mtgjp 購入報告 | エンチャントを回収可能な唯一の土地

2019-06-12 Wedに先日発売されたモダンホライゾンの《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》2枚をメルカリで1222円で購入した。

前回同様,メルカリで1000円以上購入で1000円ポイントバックのキャンペーンが2019-06-14 Friまで実施されており,これ目当てで購入した。1枚あれば十分だったのだが,丁度1000円くらいで欲しいカードが他になかったのもあり,キャンペーンの条件を満たすために,2枚購入した。

今は相場が300円程度と思っていたより安くなっているが,《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》が1枚2000-3000円程度になっており,このカードもそれくらいのポテンシャルがあるので,もったいなくはない。

《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》のテキストは以下となっている。

Hall of Heliod's Generosity / ヘリオッドの高潔の聖堂
伝説の土地

(T):(◇)を加える。
(1)(白),(T):あなたの墓地からエンチャント・カード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番上に置く。

実質3マナでエンチャントをライブラリートップに回収して使いまわせる。アーティファクトと異なり,生贄に捧げて強いエンチャントはそこまで多くはないので,《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》よりかは使いにくいだろう。

しかし,モダンホライゾンのカード評価でも書いた通り,以下のカードを使いまわせるのが強いと考えている。

  • 《謙虚/Humility》
  • 《忘却の輪/Oblivion Ring》
  • 《静寂/Serenity》
  • 《浄化の印章/Seal of Cleansing》
  • 《斑岩の節/Porphyry Nodes》
  • 《独房監禁/Solitary Confinement》

中でも,ゲームを決定づける《謙虚/Humility》を再利用できるのが一番強い。MTGのほとんどのデッキはクリーチャーの攻撃が勝利方法となっており,スニークショーもリアニメイトもドレッジも結局はクリーチャーを使ったデッキだ。

これらをたった1枚で継続的に無効化できる《謙虚/Humility》はとても強い。自分のデッキもクリーチャーが勝ち手段であるが,それにも関わらず,このカードのおかげで勝てた試合は数多い。それゆえに,このカードを打ち消しや破壊されたときに,回収できればと思うことが何度もあった。《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》の登場により,スペースをとらずにこれができるようになった。

《謙虚/Humility》の他には,《斑岩の節/Porphyry Nodes》との組み合わせが面白いと感じている。《斑岩の節/Porphyry Nodes》はたった1マナで継続的にクリーチャーを破壊できる珍しいカードだ。破壊のタイミングが次の自分のアップキープとやや遅いので,相手の展開に間に合わないこともある。しかし,1回の攻撃を我慢できるようであれば悪くない。

その他では,《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》や《弁論の幻霊/Eidolon of Rhetoric》といった,エンチャント・クリーチャーを使い回すのも有効な使い方だろう。

エンチャントを墓地から回収する方法は限られており,《水晶のチャイム/Crystal Chimes》や《オーラ術師/Auramancer》,《補充/Replenish》くらいしかなかった。

《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》の登場により,プレインズ・ウォーカー,インスタント,ソーサリー以外のカードは土地だけで回収可能となった。

  • 土地: 《石化した原野/Petrified Field》
  • クリーチャー: 《ヴォルラスの要塞/Volrath's Stronghold》,《憑依された沼墓/Haunted Fengraf》,《亡骸のぬかるみ/Mortuary Mire》
  • アーティファクト: 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》,《埋没した廃墟/Buried Ruin》
  • エンチャント: 《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》

土地が強いので,ゲーム中盤以降は《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》により,大きなアドバンテージを簡単に獲得できるようになる。

《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》は今後使用する全ての白デッキで採用するだろう。長く使い込んでいきたい。

#mtgjp 購入報告 | 化物のための2マナランド

2019-06-12 Wedにメルカリで《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》3枚を3888円で購入した。

無料で付与された300ポイントを使い,3588円で3枚の購入となり,1枚約1200円と相場としては普通の値段での購入となった。

丁度,メルカリで3000円以上購入で1000円ポイントバックのキャンペーンが2019-06-15 Satまで実施されており,これ目当てで前からほしかった《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》を購入した。

前回購入時と合わせて,《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》が4枚揃った。これで,後は《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》さえ揃えば白エルドラージ/White Eldraziデッキが作れそうだ。

《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》のテキストは以下となっている。

Eldrazi Temple / エルドラージの寺院
土地

(T):(◇)を加える。
(T):(◇)(◇)を加える。このマナは、無色のエルドラージ(Eldrazi)呪文を唱えるためか、無色のエルドラージの能力を起動するためにのみ支払える。

無色のエルドラージの呪文や能力に限り,2マナ出せ,それ以外では1マナ出せる土地だ。

継続的な2マナランドは貴重であり,《裏切り者の都/City of Traitors》が1万円を超える高額カードである以上,こうした2マナランドは重要だ。

ロンドン・マリガン導入後,環境速度が高速になることが予想される。2ターン目に《難題の予見者/Thought-Knot Seer》をより確実にキャストし,その後の展開につなげるためにも,《水晶鉱脈/Crystal Vein》ではなく,《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》が必要だった。

《古えの墳墓/Ancient Tomb》と《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》の8枚体制に加えて,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》+《水蓮の花びら/Lotus Petal》1枚により,2ターン目に4マナ出す可能性を高められる。

1ターンキルはどうしようもないとしても,2-3ターン目には少なくとも何かしら動く必要がある。

5月まで使っていた白デプス/White Depthは最速でも4ターンキルしかできない。環境速度に間に合わない可能性がある。速度が間に合わないくらいならば,2-3ターン目は妨害や相手の脅威への対応に徹するという方法もある。

ロンドン・マリガン導入後の環境に備え,デッキ案を引き続き練っていきたい。

#mtgjp カード評価 モダンホライゾン | 歴代のメカニズムが再録され全体的なカードパワーが高い!

概要

2019-06-14 Fri発売の新しいカードセット「モダンホライゾン」の全カードリストが2019-06-01 Satに公開された。そして,辞書データも2019-06-06 Thuに公開された。

モダンホライゾンはMTG初のモダン向けのカードセットとなる。過去に登場した懐かしのサイクル,機能が再登場しており,単純に強くて面白いカードが盛り沢山となっている。面白い試みだ。

その中でも,特に気になった以下のカードをレビューする。

  • インスタント
    • 《過大な贈り物/Generous Gift》
    • 《儚い存在/Ephemerate》
  • クリーチャー
    • 《夕暮れヒバリ/Vesperlark》
    • 《小型マスティコア/Lesser Masticore》
  • 土地
    • 《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》
    • 《虹色の眺望/Prismatic Vista》
    • キャノピーランド: 《無声開拓地/Silent Clearing》,《灼陽大峡谷/Sunbaked Canyon》
    • 氷雪ランド: 《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》

クリーチャー

《夕暮れヒバリ/Vesperlark》

Vesperlark / 夕暮れヒバリ (2)(白)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

飛行
夕暮れヒバリが戦場を離れたとき、あなたの墓地からパワーが1以下のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
想起(1)(白)(あなたはこの呪文を、これの想起コストで唱えてもよい。そうしたなら、これが戦場に出たとき、これを生け贄に捧げる。)
2/1

時のらせんブロックで一世を風靡したヒバリ・ブリンク の《目覚ましヒバリ/Reveillark》が小さくなって帰ってきた。

アイアンワークスのような墓地を使った無限コンボデッキでなにか使えそうな印象を持った。

《小型マスティコア/Lesser Masticore》

Lesser Masticore / 小型マスティコア (2)
アーティファクト クリーチャー — マスティコア(Masticore)

この呪文を唱えるための追加コストとして、カード1枚を捨てる。
(4):クリーチャー1体を対象とする。小型マスティコアはそれに1点のダメージを与える。
頑強(このクリーチャーが死亡したとき、これの上に-1/-1カウンターが置かれていなかった場合、これを-1/-1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
2/2

2マナでアーティファクトの唯一の頑強持ちクリーチャーだ。無限頑強のお供として最適のカードだろう。このカードのおかげで,無限頑強のパーツが《悟りの教示者/Enlightened Tutor》で全てサーチ可能になった。

また,モダンホライゾンには《狂気の祭壇/Altar of Dementia》も再録されており,無限頑強を使ってくれといわんばかりだ。

無限頑強+アイアンワークスのハイブリッドコンボとしての可能性も出てきた。

1ターン目に2マナランドから《小型マスティコア/Lesser Masticore》,2ターン目に《アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar》で《小型マスティコア/Lesser Masticore》を2回生贄に捧げて4マナ出せれば,コンボを決めることも可能だろう。

3枚コンボだが,2ターンキルでき,さらに《マイアの回収者/Myr Retriever》や《屑鉄さらい/Scrap Trawler》のような墓地回収カードもあるので,面白いデッキになりそうだ。

インスタント

《儚い存在/Ephemerate》

Ephemerate / 儚い存在 (白)
インスタント

あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に出す。
反復(この呪文があなたの手札から唱えられたなら、これの解決に際し、これを追放する。次のあなたのアップキープの開始時に、あなたは追放領域からこのカードをこれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)

時のらせんブロックで一世を風靡したヒバリ・ブリンクのキーカードである《一瞬の瞬き/Momentary Blink》が帰ってきた。《一瞬の瞬き/Momentary Blink》はフラッシュバックコストに青マナを要求しており,マナコストも4マナと重く,コントロール向きだった。

《儚い存在/Ephemerate》はたった1マナで,2回も明滅できる。ETB能力持ちにうまく使えば,1マナで2ドロー相当の働きができる。相手の除去やブロックになどに合わせることで,3枚分の働きにもなる。

《過大な贈り物/Generous Gift》

Generous Gift / 過大な贈り物 (2)(白)
インスタント

パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは緑の3/3の象(Elephant)クリーチャー・トークンを1体生成する。

白い《内にいる獣/Beast Within》だ。パーマネントを破壊できるカードは強い。前回の記事でも書いたが,2019-07-05 Friにロンドン・マリガンが導入され,ますます1枚1枚のカードが重要になってくる。

そのため,このカードも相対的に強くなってくる。土地以外であれば,《忘却の輪/Oblivion Ring》や《議会の採決/Council's Judgment》があるので,主に土地を破壊できる点が評価項目だろう。

ヘイトベアーでパーマネント対応兼土地破壊が強いだろうか。

土地

《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》

Hall of Heliod's Generosity / ヘリオッドの高潔の聖堂
伝説の土地

(T):(◇)を加える。
(1)(白),(T):あなたの墓地からエンチャント・カード1枚を対象とし、それをあなたのライブラリーの一番上に置く。

《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》のエンチャント版だ。《謙虚/Humility》はゲームを決めるカードだが,打ち消されたり破壊されたりして,墓地から回収できればと思う場面が何回かあった。

《忘却の輪/Oblivion Ring》,《静寂/Serenity》,《浄化の印章/Seal of Cleansing》,《斑岩の節/Porphyry Nodes》を使いまわしても強い。

6マナで《独房監禁/Solitary Confinement》を毎ターン使い回すのもありだろう。

これくらいしか強力な使い方が思いつかないが,十分強いと思う。

《虹色の眺望/Prismatic Vista》

Prismatic Vista / 虹色の眺望
土地

(T),1点のライフを支払う,虹色の眺望を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探して戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。

2018-09に復帰したときに,まさしくこのカードが出ていないかを期待していたのだが,ようやく登場した。
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》も1600円くらいだった値段が,2000円くらいになってしまった。

500円くらいで手軽な値段を希望する。

キャノピーランド: 《無声開拓地/Silent Clearing》,《灼陽大峡谷/Sunbaked Canyon》

Silent Clearing / 無声開拓地
土地

(T),1点のライフを支払う:あなたのマナ・プールに(白)か(黒)を加える。
(1),(T),無声開拓地を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。

Sunbaked Canyon / 灼陽大峡谷
土地

(T),1点のライフを支払う:あなたのマナ・プールに(赤)か(白)を加える。
(1),(T),灼陽大峡谷を生け贄に捧げる:カードを1枚引く。

《地平線の梢/Horizon Canopy》は6000円もする超高額カードだった。

値段が安定することを期待したい。

氷雪ランド: 《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》

氷雪ランドは供給量が圧倒的に少ないので,モダンホライゾンで再録されて供給が安定するのがありがたい。

お供の《占術の岩床/Scrying Sheets》が1000円くらいから3000円に値上がりしているのが気になる。

結論

モダンホライゾンは,環境に影響を与えそうなカードが多数収録されており,とても面白いカードセットだ。

個人的には《小型マスティコア/Lesser Masticore》と《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》の登場が最も印象的だった。

以下のカードは特に購入したいと思ったので,値段を注視したい。

  • 4枚: 《小型マスティコア/Lesser Masticore》
  • 1枚: 《ヘリオッドの高潔の聖堂/Hall of Heliod's Generosity》
  • 1枚: 《無声開拓地/Silent Clearing》か《灼陽大峡谷/Sunbaked Canyon》

特に,《小型マスティコア/Lesser Masticore》の登場で,レガシー版アイアンワークスに興味を持った。

来月には基本セット2020も登場し,ロンドン・マリガンも導入される。レガシー環境がどう変わるのか注視していく。

#mtgjp 考察 | ロンドン・マリガン導入後に本気出す

2019-06-03 Monにマジック:ザ・ギャザリング 日本公式サイトで新型マリガン導入のアナウンスがあった。

この新型マリガンはミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019で採用されたことから,通称ロンドン・マリガン (London Mulligan) と呼ばれている。

公式サイトのアナウンスによれば,2019-07-05 Friの基本セット2020の発売と同時にマリガンに関するルールが以下のように変わるらしい。

103.4. 各プレイヤーはそれぞれ自分の初期手札枚数に等しい枚数のカードを引く。初期手札枚数は通常7枚である。(ただし効果によって初期手札枚数が変わることがある。)最初の手札が満足できるものでなかったプレイヤーは、マリガンを行ってもよい。まず、開始プレイヤーがマリガンを行うかどうかを宣言する。その後、ターン順に各プレイヤーが同様に行う。各プレイヤーが宣言を終えた後、マリガンを行うことを選んだすべてのプレイヤーは同時にマリガンを行う。「マリガンを行う」とは、手札にあるカードをライブラリーに戻して切り直し、自分の初期手札枚数に等しい枚数のカードを引き、その後それらのカードのうちそのプレイヤーがマリガンを行った回数に等しい枚数のカードを自分のライブラリーの一番下に望む順番で置くことである。あるプレイヤーがマリガンを行わないことを選んだなら、残ったカードがそのプレイヤーのゲーム開始時の手札になり、そのプレイヤーはそれ以上マリガンを行うことはできない。その後、マリガンを行うプレイヤーがいなくなるまで、この手順を繰り返す。プレイヤーは、開始時の手札が0枚になるまでマリガンを行うことができる。

今までは,マリガンする度に引ける枚数が1枚ずつ減っていた。ロンドン・マリガンでは,引ける枚数は7枚から変わらないものの,その中から任意のカードをマリガンの回数だけライブラリーの一番下に臨む順番で置くことになる。

MTGの中では非常に大きな変更だと感じている。

2018-09に復帰してから,バンクーバー・マリガン (マリガン後占術1を実施) を初めて知り,半年のプレイで慣れたところで,再びマリガンルールの変更に出くわすことになった。

パリ・マリガンの期間が長く,この方式に慣れ親しんでいた。個人的には,初手の事故も含めてMTGだと思っていたので,特に不満はなかった。

ロンドン・マリガンにより,初手の事故が起こりにくくなった。マリガンしても常に7枚引くため,キーカードを探しやすくなった。これはコンボデッキにとっては非常に有利に働く。

コンボが有利になるが,対策カードも引きやすくなるので,結果的に均衡状態になるだろうという公式の見解があった。これはもっともといえばもっともだ。

ただし,個人的にはそう思わない。なぜかというと,レガシーやヴィンテージ環境では1ターンキルが可能なコンボが存在するからだ。

対策カードを引けたとしても,キャストする間もなく瞬殺されてしまえば元も子もない。

具体的には以下のコンボデッキを想定している。

  • ANT
  • リアニメイト
  • グリセルシュート
  • ベルチャー
  • レイラインズ
  • ネオブランド

この中でも,個人的にはレイラインズが気になっている。

《虚空の力線/Leyline of the Void》や《神聖の力線/Leyline of Sanctity》を始めとする各種の力線を《セラの聖域/Serra's Sanctum》経由で《オパール色の輝き/Opalescence》で一気に展開し,1ターンキルも可能なコンボデッキだ。

《虚空の力線/Leyline of the Void》と《神聖の力線/Leyline of Sanctity》をメインから採用でき,他の瞬殺コンボにも対抗できるこのデッキが強いのではないかと感じている。

ロンドン・マリガン導入後は,力戦,大長,ピッチスペル,《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》,《血清の粉末/Serum Powder》など,マナなしでキャスト可能なカード,初手であることに効果があるカードの需要が高まるだろう。

そして,《真髄の針/Pithing Needle》,《翻弄する魔道士/Meddling Mage》,手札破壊など,特定のカードを無効化するカードや手札破壊,そして1-2マナのカードの重要性が高まると感じる。

《意志の力/Force of Will》を持たないデッキでは,1ターンキルはどうしようもない。ロンドン・マリガン導入後,下手したら通常のビートダウンデッキは駆逐されてしまうかもしれない。

白単ビートダウンとしては,ますます《悟りの教示者/Enlightened Tutor》や《難題の予見者/Thought-Knot Seer》の重要性が高まるだろう。

灯争大戦の発売後,6月はモダンホライズン,7月は基本セット2020の発売と,毎月のようにカードセットが登場し,ルールも変化する。今はMTGにおける大きな変動期だ。禁止カードの改訂もあるかもしれない。

仕事が忙しくなったのもあり,基本セット2020が発売され,環境が落ち着くまでは一旦MTGを休止しようと思う。