告知: 人生ゲームのための2度目のMTG休止

2018年9月に6年間の休止期間を経てMTGに復帰した。そこから,約1年半経過した今,再びMTGを休止することにしたのでお知らせする。人生で2度目のMTG休止だ。

経緯

最後に大会に参加したのは2020-03-25 Wedであり,その後新型コロナウイルス感染症の《蔓延/Infest》による緊急事態宣言発令により,晴れる屋トーナメントセンター東京の大会が休止となり,2か月間大会に参加できなくなった。休止するには丁度よいタイミングだった。

本体サイトの2019年の年間報告で記した通り,2019年12月で仕事を退職し,2020年からは個人事業主 (無職) として,自宅で勉強していた。その勉強の成果の一つは5月末にMTGCounterとして公開し,先日紹介したところだ。

1月から自宅にこもって,貯金を削りながら本を読んだり勉強したりのんびり過ごしていた。その中で,お金を稼ぐということが特に重要に感じた。きっかけは,書評でも書いた与沢 翼のブチ抜く力だ。

今までの人生を振り返って,ほとんど全て中途半端だったなと思った。唯一うまくいったタイミングというのはたしかに一つのことに集中したときだけだった。周りを見渡しても,うまくいっている人はある一つの分野で抜きん出ているように感じた。

プロプレイヤーの佐藤 レイも僕とそんなに年齢 (32-34歳くらい) やMTGを始めたタイミングも変わりないに,MTGの世界では成功している。やはり,ある程度集中してやることが重要なのだろう。

自分とMTG

MTGとの付き合いがやはり中途半端だった。3月末にMTGOのアカウントを取得して少しだけやってみて,自分はそんなにMTGというゲームが好きではないのではないか?というのを感じた。MTGOをやれば,時間を問わずにいつでもMTGで対戦できる。画面上の向こう側にはプレイヤーがいるはずで,チャットもできるのだが,コンピューターと一人で対戦しているというイメージが強くて,なんだか虚しくなってしまった。そして,かかる時間とお金が惜しく感じてしまった。

結局,僕にとってのMTGは友達と遊ぶためのよくできたゲームなんだと思う。2018年9月に6年ぶりに復帰してみたが,復帰前と比べて楽しめる環境が整っていなかった。地元の友達や知り合いはいなくなり,大会に参加するしか対戦する方法がなくなった。気の知れた友達と談笑しながら対戦する (遊ぶ) ことができなくなった。大会に参加する頻度もそこまで高くなかったのもあり,大会で知り合いを作るというのもなかなかハードルが高かった。

昔と違い,ブログでの交流もほとんどなくなってしまい,せいぜいアクセス数を眺めるくらいしか楽しみもなくなった。始めた頃の大阪の初期のレガシーでの環境が恵まれていたのだろう。

自分なりに目標を立てて,それに向けて頑張ることで継続してきたが,かける時間とお金に対して得られる達成感や満足感が低く,割に合わなく感じてきていた。それに加えて,仕事環境や社会情勢が大きく変わった。

辞めるなら今が絶好のタイミングだろうと思った。

今後

当然ながら,生きていくにはお金が必要となる。今まで,お金を稼ぐということにそこまで興味関心がなく,自分のやりたいこと,目標を中心に仕事を探して進んできた。しかし,ここまででそのやり方はまずいということにようやく気付いた。

考え方を変えて,お金を稼ぐことを中心に据えることにする。お金を稼ぐことにつながらない趣味は一旦全て辞める。

実は2018年9月にMTGに復帰したタイミングで,同僚に勧誘されて位置情報ゲームのIngressを始めていた。結局,こちらも自分にとってはあまりおもしろくなく,時間の無駄に感じたので5月末で辞めた。ことの顛末は「#ingress 1年半でA16を達成し陣営を変更したあるエージェントの顛末 – senooken.jp」に記している。

6月に入ってからはMTGの辞めどきを探っていた。書き残した店評,禁止改定,カード評価などを一通り書き終えて満足したので,このタイミングとなった。

MTGに注いできた情熱,お金,時間を今度はお金を稼ぐことに集中させる。カードゲームではなく,お金を稼ぐ人生ゲームに集中する。

4月あたりから切り崩した貯金の100-200万円を元手にデイトレードを初めて小銭 (1日1000円程度) を稼いできた。新型コロナウイルス感染症の資金繰り支援をいろいろ申し込んで,400万円程度のお金の融資に成功した。ある意味,もともと1月からは自宅にこもる予定だったので,新型コロナウイルス感染症で,自分以外の社会が勝手に《停滞/Stasis》してくれて,お金の支援も受けることができて,自分にとっては追い風だった。

きちんと勉強して,投資をうまくできるようにするとか,個人事業をきちんとやるなどして,自分一人の力でお金を稼ぐことに真剣に取り組みたい。《呪われた巻物/Cursed Scroll》や《嘘か真か/Fact or Fiction》のような例外はあるものの,MTGも相手に依存するカードは基本的に弱い。人生ゲームでも相手に依存する会社員というのはやはり弱い。《ギャンブル/Gamble》と大差ない。自分で制御可能なのが一番だ。

並行して,質の高い仕事がとれるなら就職もありだと思っており,6月からは就職活動も始めている。なんだかんだで,今までは余裕がない状態での転職活動で,結果として不本意な会社への入社しかできていなかった。

人生で初めて余裕ができた。1年くらいは収入0でもなんとかやっていける。質の低い仕事は絶対にとらない。自分より頭の悪い人間の下では二度と働かない。《呪われた巻物/Cursed Scroll》や《嘘か真か/Fact or Fiction》のように,それ相当のパワーがあるならば相手に依存してもいいだろう。

再開予定

2018年9月に6年ぶりに復帰したのはMTG25周年記念展示会がきっかけだった。次回の再開のきっかけは以下の2点がポイントになるだろう。

  1. 自立
  2. 身近のプレイヤー

まずは今回の休止理由であるお金について自立できているかどうかがポイントだろう。一生困らないだけのお金があれば,遊んで暮らせるわけでそのタイミングで趣味を再開するというのはあるかもしれない。

その他としては,以前のように身近なところにプレイヤーが入れば,感化されて再開するかもしれない。結局MTGは人と対戦するもので,相手がいないと成立しない。例えば,職場の同僚にプレイヤーがいるなどすれば再開するのもありかもしれない。

次回もまた6年後に復帰するとしたら,40歳手前になるが,はたしてどうなるか。

結論

人生で2度目のMTGの休止をお知らせした。当分は人生ゲームに専念する。

これから次回再開時までは,カード評価を書いたり,カードを新しく購入したり,デッキを組んだり,大会に参加することは一切しない。せいぜい,不要カードをフリマに出品するくらいだろう。

以前と違い,自分の専用サイトを作り,自分の名前でアカウントを取り直したので,サイトを閉鎖することはせず,残しておく。何か気になることがあれば,また記事を投稿するかもしれない。

M20で登場した《巨像の鎚/Colossus Hammer》を使った瞬殺コンボのハンマータイム,《虚空の杯/Chalice of the Void》入りリベリオン,バリヘリコンボ入りエルドラージ・ホワイト,《ハルマゲドン/Armageddon》を打てる白スタックス,せっかくカードをかき集め終えたヴィンテージでの白ウィニーなど,白 (ウィニー) 使いとしてはやり残したことはまだまだあるのだが,これらは次回の再開時に片付けたい。

奇しくも,今日は白ウィニーの日だ (しろ (6) うぃにぃ (21))。約1年半の期間だが,こんな弱小プレイヤーの投稿に対して閲覧やコメントいただいたことに感謝する。

白ウィニーの格言「核戦争があってもゴキブリと白ウィニーだけは生き残る」通り,次回復帰時も白ウィニーが生き残ることを願う。

カード評価: 基本セット2021 | 強力天使や新PWが収録されたが,白のパワー不足を感じる基本セット

概要

2020-07-03 Fri発売の新しいカードセットの「基本セット2021」の全カードリストが2020-06-16 Thuに公開されたのでレビューする。なお,基本セット2021はプレインズウォーカー・デッキがあり,こちらにしか収録されていないカードもあるので注意する。

基本セット2021は毎年発売されるMTGの基本的なカードセットであり,入門用のイメージが強い。ただ,基本セット2020で《夏の帳/Veil of Summer》が禁止されたり,《原始のタイタン/Primeval Titan》のように基本セットが初出であるものの,大会で大きく活躍したカードもあるため,入門だからといって侮ってはいけない。

特に白のエターナル構築視点で興味を持った以下のカードをレビューする。

  1. 天使への昇天/Angelic Ascension
  2. 《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
  3. バスリ・ケト/Basri, Devoted Paladin
  4. バスリの副官/Basri’s Lieutenant
  5. 《封じ込める僧侶/Containment Priest》
  6. 《栄光の頌歌/Glorious Anthem》
  7. 忍耐の偶像/Idol of Endurance
  8. 約束の光/Light of Promise
  9. 外交官、マンガラ/Mangara, the Diplomat
  10. 九つの命/Nine Lives
  11. 群れを導くもの/Pack Leader
  12. やんちゃな犬/Rambunctious Mutt
  13. 歴戦の神聖刃/Seasoned Hallowblade
  14. 《ヴリンの翼馬/Vryn Wingmare》
  15. 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
  16. 精神迷わせの秘本/Mazemind Tome
  17. 《パラジウムのマイア/Palladium Myr》
  18. 灯狩人のマスティコア/Sparkhunter Masticore
  19. トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt
  20. 鳥獣保護区/Animal Sanctuary

少々数が多いのでさくっとレビューする。

評価

1. 天使への昇天/Angelic Ascension

Angelic Ascension {1}{W}
Instant
Exile target creature or planeswalker. Its controller creates a 4/4 white Angel creature token with flying.

白の2マナでクリーチャーかプレインズウォーカーを確実に処理できるカードだ。同じく2マナでプレインズウォーカーを処理できるカードは,過去に購入報告した《天界の粛清/Celestial Purge》か《予期せぬ不在/Unexpectedly Absent》の2枚しか存在していなかった。

そういう意味で気になった。ただ,代わりに生成される《セラの天使/Serra Angel》相当のクリーチャートークンはさすがに無視できない。

自軍クリーチャーにコンバットトリックとして使うという手もありだが,その場合追放というのが破壊不能やリアニメイトとの組み合わせができなく,使いにくい。

その点だと,《過大な贈り物/Generous Gift》のほうが使いやすい。

使い方としては,自軍のクリーチャートークンやコンバットトリックとして2マナ4/4飛行として運営するのがいいだろうか。

2. 《悪斬の天使/Baneslayer Angel》

Baneslayer Angel / 悪斬の天使 (3)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行、先制攻撃、絆魂、プロテクション(デーモン(Demon))、プロテクション(ドラゴン(Dragon))
5/5

MTG休止前の基本セット2010が初登場の強力な天使だ。登場当時はレガシーのZooへの採用実績がある。Zooのミラーマッチで《悪斬の天使/Baneslayer Angel》入りのZooが勝利するというほど,ビート同士での制圧力に定評のあるカードだ。

しかし,10年経って環境のカードパワーがインフレして,レガシーでは立場が少々厳しい。《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》やら《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》などがいるからだ。

同じ5マナなら出たときに一番の脅威を処理できる《賞罰の天使/Angel of Sanctions》のほうがまだいいのではないか?

スタンダードとパイオニアでの白の復権に一躍買いそうなカードだ。

3. バスリ・ケト/Basri, Devoted Paladin

Basri Ket {1}{W}{W}
Legendary Planeswalker — Basri
+1: Put a +1/+1 counter on up to one target creature. It gains indestructible until end of turn.
−2: Whenever one or more nontoken creatures attack this turn, create that many 1/1 white Soldier creature tokens that are tapped and attacking.
−6: You get an emblem with "At the beginning of combat on your turn, create a 1/1 white Soldier creature token, then put a +1/+1 counter on each creature you control."
Loyalty: 3

白の新しいプレインズウォーカーだ。1番目の能力で+1/+1カウンターを設置し,2番目の能力でクリーチャー,3番目の奥義で毎ターン2/2クリーチャーを生成する。

役割としては,《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride》に近く感じた。《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》に近いのだが,単体でアドバンテージを獲得できない点及び,自身を守りきれないのが欠点だ。

2番目の能力も攻撃状態で出てくるため,自身の守りには使えない。《群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride》と異なり,3番目の能力までの時間が短いので,同じく収録されている《栄光の頌歌/Glorious Anthem》のような,《十字軍/Crusade》とみなし,動きの遅いコントロール相手には奥義で決めるというカードになるだろう。

どちらかというと,有利なときに強いカードでいろいろ惜しい。昨今のカードパワーのインフレを考えると,《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を3マナにして再録しても問題ないのではなかろうか?

4. バスリの副官/Basri’s Lieutenant

Basri's Lieutenant {3}{W}
Creature — Human Knight
Vigilance, protection from multicolored
When Basri's Lieutenant enters the battlefield, put a +1/+1 counter on target creature you control.
Whenever Basri's Lieutenant or another creature you control dies, if it had a +1/+1 counter on it, create a 2/2 white Knight creature token with vigilance.
3/4

4マナ4/5で除去耐性を持つということで,手堅いカードだ。直近だと,《光明の繁殖蛾/Luminous Broodmoth》に近い。

このカードの特徴は下の効果で,+1/+1カウンターの乗ったクリーチャーの死亡時に,2/2トークンを生成できる。

死亡クリーチャーの条件にトークンも含むのがポイントだ。《金属ミミック/Metallic Mimic》など,+1/+1カウンターを自動的に設置できるカードと組み合わせて,無限コンボを形成できる可能性がある。

今後の研究に期待したい。

5. 《封じ込める僧侶/Containment Priest》

Containment Priest / 封じ込める僧侶 (1)(白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
瞬速
トークンでないクリーチャーが唱えられずに戦場に出るなら、代わりにそれを追放する。
2/2

今までエターナル構築でしか使えなかったが,今回の収録により全主要フォーマットで使えるようになった。ヴィンテージでも使われる白の優良妨害クリーチャーであり,流通が増えてお買い求めやすくなったのは素直に喜ぶべきことだろう。

6. 《栄光の頌歌/Glorious Anthem》

Glorious Anthem / 栄光の頌歌 (1)(白)(白)
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。

偶然にも先日禁止された《十字軍/Crusade》の亜種だ。

ただ,昨今のカードパワーのインフレを考えると,パワー不足感が否めず,1/1トークンをおまけにつけてちょうどよい感じではないだろうか。

まだ,《清浄の名誉/Honor of the Pure》は2マナと軽くて,ぎりぎりスタンダードでも通用すると思うので,なぜこちらを収録したのか…

7. 忍耐の偶像/Idol of Endurance

Idol of Endurance {2}{W}
Artifact
When Idol of Endurance enters the battlefield, exile all creature cards with converted mana cost 3 or less from your graveyard until Idol of Endurance leaves the battlefield.
{1}{W}, {T}: Until end of turn, you may cast a creature spell from among the cards exiled with Idol of Endurance without paying its mana cost.

墓地から3マナ以下のクリーチャーをリアニメイトできるカードだ。

うまくやれば,アドバンテージを稼げるのだが,そもそも白には能動的に墓地にカードを落とすカードが乏しく,単体では素直にゲーム中盤以降消耗時に使うくらいしかない。

やや使いにくいか。

8. 約束の光/Light of Promise

Light of Promise {2}{W}
Enchantment — Aura
Enchant creature
Enchanted creature has "Whenever you gain life, put that many +1/+1 counters on this creature."

ライフゲイン時にその分の+1/+1カウンターを配置するオーラだ。クリーチャーを《アジャニの群れ仲間/Ajani’s Pridemate》化するカードだ。絆魂持ちクリーチャーにエンチャントすると,すぐに手が付けられないサイズになる。

《太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned》のほうが使いやすいかもしれないが,オーラであることと+1/+1カウンターの設置が回復量のため,何らかのコンボの可能性を感じる。

9. 外交官、マンガラ/Mangara, the Diplomat

Mangara, the Diplomat {3}{W}
Legendary Creature — Human Cleric
Lifelink
Whenever an opponent attacks with creatures, if two or more of those creatures are attacking you and/or a planeswalker you control, draw a card.
Whenever an opponent casts their second spell each turn, draw a card.
2/4

《コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor》以来のマンガラのカード化だ。能力的に,《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》を一瞬期待したのだが,それより条件がやや緩くて,残念だった。

いっそのこと,ドローより《法の定め/Rule of Law》のように,そもそも禁止してくれたほうが強かったのではないか。

神話レアのハズレになりそうな予感がする…

10. 九つの命/Nine Lives

Nine Lives {1}{W}{W}
Enchantment
Hexproof
If a source would deal damage to you, prevent that damage and put an incarnation counter on Nine Lives.
When there are nine or more incarnation counters on Nine Lives, exile it.
When Nine Lives leaves the battlefield, you lose the game.

イラストがライオン・キングを彷彿とさせる印象的なカードだ。肝心の能力は,《ファイレクシアの非生/Phyrexian Unlife》と似た延命カードだ。《ファイレクシアの非生/Phyrexian Unlife》同様,《厳粛/Solemnity》との不死コンボがぱっと思いつく。

《ファイレクシアの非生/Phyrexian Unlife》と異なり,ダメージしか防げず,しかも軽減されないダメージは防げない。《むかつき/Ad Nauseam》とも組み合わせられず,呪禁はあるが通常は使いにくい。

カスレアになりそう…

11. 群れを導くもの/Pack Leader

Pack Leader {1}{W}
Creature — Dog
Other Dogs you control get +1/+1.
Whenever Pack Leader attacks, prevent all combat damage that would be dealt this turn to Dogs you control.
2/2

白で数少ない2マナの部族ロードだ。2マナの白の部族ロードは数が少なく,過去には《皺だらけの主/Wizened Cenn》,《サリアの副官/Thalia’s Lieutenant》がいた。

下の能力が自分を含めるところが強く,戦闘では無類の強さを誇る可能性がある。

今回はマイナー部族の犬のロードだ。白の犬は数が少なく,《巡視犬/Patrol Hound》くらいしか思いつかない。と思ったが,《巡視犬/Patrol Hound》は猟犬か。

現状では有力なカードが少なく,まだデッキとして成立しない気がする。今後の新しい白の犬に期待したい。

12. やんちゃな犬

Rambunctious Mutt {3}{W}{W}
Creature — Dog
When Rambunctious Mutt enters the battlefield, destroy target artifact or enchantment an opponent controls.
3/4

ETBでアーティファクトを破壊できるカードだ。ETBでのアーティファクトの破壊クリーチャーは白では希少で,《デュルガーの垣魔道士/Duergar Hedge-Mage》,《賞罰の天使/Angel of Sanctions》くらいしか知らない。そこに新しいカードが加わった。

しかし,マナコストが少々重い。3マナくらいで登場してくれないか…

13. 歴戦の神聖刃/Seasoned Hallowblade

Seasoned Hallowblade {1}{W}
Creature — Human Warrior
Discard a card: Tap Seasoned Hallowblade. It gains indestructible until end of turn. (Damage and effects that say “destroy” don’t destroy it.)
3/1

《巡視犬/Patrol Hound》と同じく,共鳴者の一種だ。白の共鳴者は《巡視犬/Patrol Hound》,《不屈の部族/Tireless Tribe》くらいしか使われおらず,このカードは多くの場面で《巡視犬/Patrol Hound》より強いだろう。

《アダントの先兵/Adanto Vanguard》とよく似ている。いつでも利用可能な除去耐性はけっこう強い。今後のスタンダードの白ウィニーの基本クリーチャーになる可能性はある。白ウィニーの2マナ域の候補が追加された。

14. 《ヴリンの翼馬/Vryn Wingmare》

Vryn Wingmare / ヴリンの翼馬 (2)(白)
クリーチャー — ペガサス(Pegasus)
飛行
クリーチャーでない呪文を唱えるためのコストは(1)多くなる。
2/1

マジック・オリジンからの再録となる。レアリティがアンコモンに格下げになり,能力的に順当となった。

15. 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》

Ugin, the Spirit Dragon / 精霊龍、ウギン (8)
伝説のプレインズウォーカー — ウギン(Ugin)
[+2]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。精霊龍、ウギンはそれに3点のダメージを与える。
[-X]:点数で見たマナ・コストがX以下の、1色以上の色を持つ各パーマネントをそれぞれ追放する。
[-10]:あなたは7点のライフを得て、カードを7枚引く。その後、あなたの手札にある最大7枚までのパーマネント・カードを戦場に出す。
7

運命再編からの再録となった。流通が少なく,値段が高騰していたので,ユーザーとしては値段が安定してよかった。エルドラージ・ポストやトロン系相手では,白ウィニーとしてはこのカードを出されるとほぼ負けになる嫌なカードだ。《謙虚/Humility》もまとめて吹き飛ばされるのが悪夢で若干トラウマになっている。

白系のビッグマナデッキは組んだことがないのだが,《厳かなモノリス/Grim Monolith》を4枚揃えたのもあるので,白としてもありかもしれない。

16. 精神迷わせの秘本/Mazemind Tome

Mazemind Tome {2}
Artifact
{T}, Put a page counter on Mazemind Tome: Scry 1.
{2}, {T}, Put a page counter on Mazemind Tome: Draw a card.
When there are four or more page counters on Mazemind Tome, exile it. If you do, you gain 4 life.

基本セットの常連だった秘本カードから新しい秘本が登場した。《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》は重く,《ジェイラム秘本/Jalum Tome》はアドバンテージが取れなかった。

それらに比べるとこのカードは大幅に使いやすい。2マナと軽く,キャスト後に即座に占術1を行えるのは無駄がなくていい。4回しか能力を起動できないが,4点ゲインできるし,2-3枚カードを引ければ十分でしょう。

構築だと環境速度に応じては悠長すぎるかもしれない。

17. 《パラジウムのマイア/Palladium Myr》

Palladium Myr / パラジウムのマイア (3)
アーティファクト クリーチャー — マイア(Myr)
(T):(◇)(◇)を加える。
2/2

ミラディンの傷跡からの再録となる白で貴重なマナ加速カードだ。4ターン目に6マナ出せるのは悪くない。後半に引いても,最悪壁にもなる。

18. 灯狩人のマスティコア/Sparkhunter Masticore

Sparkhunter Masticore {3}
Artifact Creature — Masticore
As an additional cost to cast this spell, discard a card.
Protection from planeswalkers
{1}: Sparkhunter Masticore deals 1 damage to target planeswalker.
{3}: Sparkhunter Masticore gains indestructible until end of turn.
3/4

《小型マスティコア/Lesser Masticore》の亜種だ。手札の要求がキャスト時のみで,負担が小さくなった。プロテクション (プレインズウォーカー) を持ち,プレインズウォーカー限定のティム能力を持つ。

マナコストの都合,出してからダメージを飛ばせるまで1ターンはかかるため,先置きするのが基本的な使い方だろうか。

除去耐性は3マナで破壊不能のため,少々重くこちらを構えるのは難しい。プレインズウォーカー対策をするならば,素直に《真髄の針/Pithing Needle》が手堅いだろうか。

19. 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》

Tormod's Crypt / トーモッドの墓所 (0)
アーティファクト
(T),トーモッドの墓所を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地のカードをすべて追放する。

昔からの定番の墓地対策カードがスタンダードとパイオニアで使えるようになった。最近は,《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》がテーロス還魂記で登場したので,多くの場合そちらで事足りるか。

鳥獣保護区/Animal Sanctuary

Animal Sanctuary
Land
{T}: Add {C}.
{2}, {T}: Put a +1/+1 counter on target Bird, Cat, Dog, Goat, Ox, or Snake.

2マナタップで動物に+1/+1カウンターを設置できる。ただの土地に+1/+1カウンターの設置能力が付いているのはさすがに強い。

どれもマイナー部族なので,今後強力な該当部族が登場すると一気に値段が高騰するだろう。

結論

基本セット2021の白のカードをレビューした。今回は特に購入したいカードがなかった。

新しい白のプレインズウォーカーの登場や,《悪斬の天使/Baneslayer Angel》の再録は気になった。ただ,全体としては白はいまいちぱっとしない。「群れを導くもの」は今後の可能性を感じるが,当分スタンダードでも白ウィニーは冬の時代が続くでしょうな…

ドミナリアで《ベナリアの軍司令/Benalish Marshal》や《ベナリア史/History of Benalia》が活躍した反動だろうか。

基本セット2020のレビューと比較すると,再録カードが多く,気になるカードは多かった。ただ,それでもカードパワー不足を感じる。テーロス還魂記,イコリア:巨獣の棲処と白で強いカードが登場したため,しかたないか…。

なお,近日告知予定だが,カード評価は一旦これが最後となる。今後も白ウィニーにとって強力なカードが登場することを期待したい。

告知: 統率者戦対応!ライフカウンターアプリMTGCounterの公開

概要

統率者戦 (Commander, EDH) に対応したMTG用ライフカウンターアプリ (Android) を開発して公開したので紹介する。

Google Play で2020-05-23 Satから公開されており,ソースコードはGitHub で公開している。

開発したアプリの詳細な説明は,本体サイトの「MTGCounter: カードゲーム (MTG) 用ライフカウンターアプリ – senooken.jp」で記している。

Google Playでの公開後,他の作業やドキュメント作成などに時間がかかり,報告が遅くなってしまった。ようやくドキュメントが整備できたので,今回の報告となった。

画像

icon
home.example
アイコン・画像

説明

今回開発したアプリの特徴は以下のとおりだ。

  • 多くの種類のカウント (ライフ,毒,経験,エネルギー,マナ,ストーム,ドロー)
  • ライフ履歴の追跡
  • ゲーム履歴の保存と閲覧
  • 統率者への対応
  • 古いAndroidへの対応 (Android 4.0.3 APIレベル15以上)
  • オープンソース (https://github.com/senooken/MTGCounter)
  • 無広告

2019年12月で仕事を辞めて,2020年1月からはニートとなり自宅で勉強している。勉強内容の一つがAndroidであり,勉強の成果として何かしらのアプリを開発し,Google Playで公開したいと考えていた。

個人的に,アプリ開発で一番重要と思うのが,適度な難易度の課題設定だ。今回は,Android開発の初級の題材として,MTGのライフカウンターアプリが適切ではないかと思い,取り組んだ。

事前に3月に開発に着手した際にDiaryNoteを巡回していたときに「ふとした思いつき」を見つけ,統率者戦では管理すべき項目が多く,以外と対応できている既存アプリはないとわかり,こちらの課題を最低限解決できることを要件とした。

これに加え,紙でライフを管理するのと同じく,ライフの変化の時系列を記録できる機能も要件とした。

自分にとってはこの機能が必要で,既存アプリでこの機能を満たせるものがないため,結局いつも紙でライフを管理している。

ふと思ったが,ライフカウンターアプリも柔軟性の高い手書きメモ帳アプリが実は一番なのかもしれないな…今さらだが…

デザインはMTG公式のロゴがオレンジと黒を基調としたものとなっていたので,それを自分なりに踏襲した。

本体サイトでも書いた通り,実際に開発すると,細かいところがいちいち面倒くさくて,後半はもはや根性で作っていた…。

結論

本体サイトの説明文書の作成で疲れてしまったので,手短となるが以上となる。

Android端末では基本的に動作するはずなので,よければお使いいただき,コメント (悪い点,良い点,要望) などいただけると幸いだ。

通常の仕事だけではいつまでも同じことしかできず,今回のようにどこかで新しいことに挑戦しないといつまで経っても《死の国からの脱出/Underworld Breach》できない。

今回のアプリ開発を次の仕事や今後につなげていきたい。

禁止改定: MTGと白ウィニーの歴史を否定する愚かな突然の告知

概要

元々,連続で投稿するつもりはなかったのだが,急な話題がでてきたため,意図しない連投となった。

2020-06-10 Wedに禁止改定が発表されたので感想を記す。

今回の禁止改定は事前予告が一切なく,急遽行われたものだ。

改定

肝心の禁止改定の内容は以下の通りだ。

2020年6月10日
Invoke Prejudice
Cleanse
Stone-Throwing Devils
プラデッシュの漂泊民/Pradesh Gypsies
Jihad
Imprison
十字軍/Crusade

以上のカード画像は、以下の声明文に置き換わります。

「人種差別を想起させる描写や文言が含まれるカードにつきまして、私たちのデータベースからカード画像を削除いたしました。どのような形であれ人種差別的要素は受け入れがたく、私たちのゲームはもちろん、いかなる場所においても存在が許されるものではありません。」

加えて、上記のカードはすべての認定イベントにおいて使用禁止となります。

今回の禁止改定はここ2020-05-25に発生したアメリカでの黒人殺害事件の影響を受けたもののようだ。

背景

海外での事件であり,詳細を把握していなかったので,「白人警官はなぜ黒人を殺害するのか 日本人が知らない差別の仕組み | 文春オンライン」を見て全容を確認した。

2020-05-25にアメリカミネソタ州ミネアポリスでアフリカ系アメリカ人 (黒人) のジョージ・フロイドが白人警官に首を絞められて殺害されたようだ。その翌日,この事件を受けて抗議デモが現地で起き,これが全米に広がったというのが経緯のようだ。

ただ,上記記事ではこの程度の事実しか書かれておらず,肝心の殺害の動機や背景が書かれていない。大学院での研究経験から,この手のニュースの一次情報源の特定は骨の折れる作業とわかっているので,深入りはせず,代わりに過剰な反応も避ける。

感想

事件についてはおいておくとして,肝心の禁止改定の内容だが,この事件を受けてMTGの初期に収録されていた人種差別を連想させるようなカードを,公式のDBから画像を削除し,全フォーマット (主にレガシー,ヴィンテージ,統率者) で禁止という内容だった。

禁止されたカードは基本的に使われていないようなカードがメインなのだが,白ウィニー使いとして見逃せないカードが禁止対象となっていた。

それは,《十字軍/Crusade》だ!

MTG黎明期の白にとって,《神の怒り/Wrath of God》と《ハルマゲドン/Armageddon》と共に三大レアカードとして,白ウィニーにとって必須カードとしてトーナメントで大きく活躍したカードだ。

白ウィニーの歴史,ひいてはMTGの歴史にとって,欠かすことのできない代表的なカードだ。実際に,2009-07-17に基本セット2010で《清浄の名誉/Honor of the Pure》が収録されるまで,自分の初期のレガシーの白ウィニーで使っていた。

《十字軍/Crusade》+《セラの報復者/Serra Avenger》の組み合わせで,相手の《稲妻/Lightning Bolt》による除去を阻止したり,いわずもがな《幽体の行列/Spectral Procession》との組み合わせは強力で,多くの勝利をもたらしてくれた。

十字軍という世界史に載るような史実を元にしたカードとなっている。今回,人種差別に繋がるとして,禁止対象に含まれてしまった。

《十字軍/Crusade》が禁止されたというのは自分にとってインパクトが大きいのだが,《十字軍/Crusade》以外のカードについても,今回の禁止は到底納得できるものではない。

後になって,過去の歴史をなかったことになんてできない。今さら禁止しても意味がない。それどころが,今までのMTGの歴史そのものを否定することになりかねない。

そもそも,MTGには過去にも戦争を連想させるものや,グロいものなど,人種差別以外にも見方によっては危ない表現も含まれている。それに,アジアや日本を舞台にした神河ブロックだって存在する。

仮に今後,米中関係が悪化して戦争が起きそうな状況になったからといって,戦争を連想させるカード群を一斉に禁止にするのか? (貿易) 戦争相手が気に入らないからといって,神河ブロックをなかったことにするのか?

今回の禁止改定は表現の自由に関するものであり,今後の社会情勢を受けた禁止改定を示唆するものとなってしまった。

この点に関しては,Kudou_MTGさんの「人種差別的として7枚のカードを禁止にした件について」と同意見だ。

似たようなもので,直近で《虚空を招くもの/Void Beckoner》のゴジラシリーズ・カードの「死のコロナビーム、スペースゴジラ/Spacegodzilla, Death Corona」が問題のあるカード名として「虚空の侵略者、スペースゴジラ/Spacegodzilla, Void Invader」に変更された。

こちらも,元々の名前に悪気があったものでなく,文脈として適切だっただけに不憫だった。だが,こちらはカード名が変更されただけで禁止ではなく,むしろ初版のカードにプレミアがついた分,どちらかというとユーザーにとって利点があった。そのため,結果オーライで最終的に問題なかったと思っている。

ただ,今回は名前やイラストの変更ではなく,イラストのDBからの削除に加えて,カードの禁止という社会情勢や世論を受けた安易なルール変更となっている。もう少しやりようがあったのではないか?

例えば,2020-03-09の国際女性デーを記念した女性キャラクターの収録した「Secret Lair Drop Series: International Women’s Day 2020」が発売された。

これと同じように,過去のイラストを破棄する代わりに,シークレットレイアーで今回禁止対象となったカードの別イラスト版を販売して補填すればよかったのではないか?気に入らないものを抹消するのではなく,対策するにしてももう少し前向きな対策を考えてほしかった。

結論

今回急遽行われた禁止改定はMTGの歴史を否定する安易で愚かな内容だった。元々のカードたちには何の悪気もなく,それで問題が起きたわけでもない。実際に何年もトーナメントでも活躍してきた。それが,今頃になって目の上のたんこぶ扱いだ。

人種差別というのがそもそもよくないのだが,差別に対して別の差別で対応しても,それは解決になっていないのではないか?

今回の禁止改定はMTGの歴史の改変・改ざんを意図したものであり,今後の歴史改変・改ざん示唆するものとなり,将来におけるリスクを孕むことになり,非常に残念な禁止改定だった。

売買報告: カード配送時は折れ対策が必須!

以前投稿した初版FOIL売却時の注意に続いて,またカードの売買で失敗したので備忘録を記す。

今回,商品が購入されたので,発送したところ,配送中にカードに折れや傷が付き,以下のコメントともに悪い評価を受けてしまった。

安いカードだからといってインナースリーブだけで発送するとはゴミ思考っぷりもいいとこですわ。
最初からかは知らんが、しっかりと折り目もついてるし、受け取った⼈はどんな風に思うかわからんのか。
数百回取引していても出会えないほどの最悪っぷりの御披露目ありがとうございました!!!!!!

肝心の商品はこちら「MTG: 《雨雲の迷路/Nimbus Maze》FUT日1枚の通販 by senooken’s shop|ラクマ」だった。

今まで配送中の事故については考えておらず,カードの値段も安かったので,送料最安のミニレターでスリーブに封入しただけで発送していた。今まで同じ方法で3件ほど発送していて,特に問題なかったので気づかなかった。配送中に他の荷物の下敷きになるなどして,折り目が付いたようだ。

肝心の折り目については,こちらで参考画像を出品してもらえた。念の為,保存してこちらにも掲載する。

外観1
外観2
カードの破損状況

左上の部分に,重い荷物の踏み跡や食い込んだ痕跡が残っていた。表面は提供されておらず,不明だった。

奇しくも,以前失敗した《雨雲の迷路/Nimbus Maze》の通常版だった。値段は309円とたいしたことはなかったのだが,トラブルが起きてしまったことは反省点だった。

意図してかどうかは不明だが,返品対応する前に受取評価で「悪い評価」を付けて受領されたため,取引自体は完了してしまった。別の方法で返品を受け付けようかと思ったのだが,その後のコメントも怒り心頭な様子で,一度付いた評価が消えるわけでもなく,返品受付時の購入でまた悪い評価を付けられる可能性があったため,返品受付をとりやめることにした。

悪いの評価後の対応は「はじめて悪い評価をつけられ、数日後、返品要… – メルカリボックス 疑問・質問みんなで解決!」が参考になった。

こちらの配送時の梱包が手薄で迂闊だったのが原因ではある。ただ,事前にプロフィールにも簡易包装で配送するとは書いており,別にプロでもなく,悪気があったわけでもない。今回の評価のコメントは態度が豹変していて,あからさまにこちらを煽るいかにもカードゲームオタクの文面で,こちらも少し気分が悪くなってしまった。

高額カードでのトラブルでなかったことが救いだった。もっとも,高額カードであればこちらも相応の梱包をするつもりではあったが…今回の件で配送時の破損が発生しうることを実際に確認できたのは勉強になった。

次回からは,今回の件を反面教師にして,配送中の破損を防ぐために,値段が安くても不要カード2枚で挟んで最低限の補強をして発送しようと思う。

店評☆5: 晴れる屋 横浜店 | 横浜で一番のMTG専門店

概要

  • 店名: 晴れる屋 横浜店
  • 住所: 〒221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町1-2-4 神谷ビル 2F
  • HP: https://www.hareruyamtg.com/ja/shoppage/yokohama
  • 最寄駅: 東急東横線横浜駅 徒歩5分
  • 日時: 2019-12-22 Sun 12:00
  • 評価: ☆5
  • URL: https://mtg.senooken.jp/post/2020/06/11/

晴れる屋 横浜店は日本最大のMTG専門店の晴れる屋の初の横浜店となる。2019-12-19 Friに開店したお店だった。

12月で新横浜での勤務を終えるため,開店直後の2019-12-22 Sunの昼間に開店記念大会参加目的で訪問した。

なお,店内写真は店員の許可を得て撮影している。

写真

外観1
外観2
外観3
店内1
店内2
店内3
店内4
店舗外観

評価

横浜駅徒歩5分程度のアクセスであり,ファミリーマートの2Fに位置している。入り口がややわかりにくいが,道路の裏側から入店する。

中に入ると,店内入り口すぐ隣にレジがあり,ショーケースにカードが陳列されている。店内プレイスペースは58席とけっこう広く,ベランダで喫煙も可能なようだった。

開店したばかりで店内はきれいで,女性店員がいたのにやや驚いた。

お店の品揃えは,まあまあだった。晴れる屋の支店では在庫は支店ごとで管理しているため,晴れる屋トーナメントセンター東京に比べると品揃えが劣るのはしかたない。代わりに,商品は店内パソコンから検索でき,効率よくカードを探せて快適だった。

その他,プレイヤーとして重要な大会の開催だが,こちらは他の晴れる屋のお店と同じく平日でも夕方から大会が毎日開催されておりとてもよかった。

また,晴れる屋共通であるが,平日や休日の定例の大会は参加するだけで100円商品券がもらえるのも,弱小プレイヤーにとってありがたい。

立地,品揃え,大会開催頻度,座席数。どれをとっても横浜では一番のお店だった。

肝心の訪問時の参加大会は無念の全敗だったが,ほしかったカードを安く購入できたので,悪くなかった。

結論

横浜での晴れる屋の初の支店だった。晴れる屋というMTG専門店が,国内では最高レベルのお店であり,横浜店も期待通りのよいお店だった。

横浜にはこの他に既に評価した以下の2店がある。

店内の落ち着き具合や常連などはMTG Shop 信心亭が勝る部分もあるかと思うが,それ以外は晴れる屋 横浜店のほうがよいと思った。特に大会参加時に参加賞をくれるところが大きい。

ブログ等で晴れる屋 横浜店の大会の参加報告を全然見ないが,駅からの距離も大差ないため,こちらに参加すればいいのにと思う。カードショップの密集地帯から離れるのが原因だろうか。

横浜でMTGするならば,万人にお薦めできる横浜で一番のお店だった。

店評☆4: MTG Shop 信心亭 | 横浜の古き良きMTG専門店

概要

  • 店名: MTG Shop 信心亭
  • 住所: 神奈川県横浜市西区南幸2-16-22 金属ビル9F
  • HP: https://sinjintei.diarynote.jp/, https://twitter.com/sinjintei
  • 最寄駅: 東急東横線横浜駅 徒歩8分
  • 日時: 2019-12-25 Wed 19:00
  • 評価: ☆4
  • URL: https://mtg.senooken.jp/post/2020/06/08/

信心亭は2015年から営業している横浜の地域のMTG専門店だ。

前回報告した「MINT横浜店」のすぐ近くにあり,横浜地域民御用達のお店のようで,以前から存在を知っていた。

2019年で新横浜での勤務が終わるということで,平日夜間に記念に立ち寄った。

写真

建物1
建物2
表札1
表札2
表札3
外観
店舗外観

評価

金属ビル9Fに居を構えている。一見すると,地味なので気づきにくいかもしれない。なお,すぐ近くの建物にアメニティードリームがあり,こちらもMTGの販売をしている。ただし,大会や対戦スペースは用意していない

店内はゆったりとしたスペースとなっており,32人分くらいのプレイスペースがあった。

MTGの取り扱いは,店頭のショーケースにシングルカードが並べられていたり,ストレージにカードが並べられている感じだった。バインダーや検索システムはなく,目当てのカードは少々探しにくかった。ただ,MINT横浜店に比べると品揃えはよく感じた。

大会の告知はおそらく公式ホームページのDiaryNoteでなされている。その他,店内に近隣の他店での大会予定も貼り出されており,親切だと感じた。個人的にはDairyNoteなんかじゃなく,ちゃんとしたホームページを作ったほうがいいのではないかと思っているのだが…

全日,ヴィンテージとドラフト以外のフォーマットで何かしらのDCI公認大会が開催されている。平日は19:00開始の参加費500円で,休日は13:00開始の参加費1000円となっている。

レガシーは水曜日と金曜日の他第4土曜日に開催されている。平日の閉店時間が22:00ということで,平日も3回戦の対戦ができる。

平日の大会では概ね2勝以上の参加者に賞品としてカードが配られていた。

プレイスペースは利用料がかかるため,大会参加目的で立ち寄るのがよいだろう。

こちらのお店での参加報告は以下に掲載している。

実際に大会に参加した感想としては,地域のお店ということで常連がおり,良くも悪くも身内感があった。平日夜間の開催であるが,16人程度の参加者が参加しており,参加人数も安定しているように感じた。

今までは高田馬場の晴れる屋トーナメントセンターによく通っていた。こちらは大型店というのもあり,あっさりしていた。一方,信心亭は地域のお店ということでアットホームな感じだった。店員と客,客同士の距離が近く感じた。

子供の頃,MTGを始めたての頃に通っていた地元のお店を彷彿とさせるようないいお店だった。

結論

横浜の地域のMTG専門店だった。

ゆったりとしたプレイスペースで,古き良き地域のカードショップという印象だった。

多くのフォーマットで毎日大会を開催しており,素直にいいお店だった。個人的には,シングルカードのバインダーや検索システムがあればなおよかった。

横浜訪問時には大会参加目的で是非訪問したいお店だった。

禁止改定: エターナル構築で禁止された「相棒」能力のエラッタ

概要

2020-06-01 Monに禁止改定が発表されたので感想を記す。

今回の禁止改定の内容は以下の通りだ。

告知日:2020年6月1日
新しい相棒ルール
 各ゲーム中に1度だけ、あなたはソーサリーを唱えられるとき(あなたのメイン・フェイズの間でスタックが空であるとき) に{3}を支払うことでサイドボードからあなたの相棒をあなたの手札に加えることができる。これは特別な処理であり、起動型能力ではない。

スタンダード

《裏切りの工作員》禁止
《創案の火》禁止

ヒストリック

《裏切りの工作員》一時停止
《創案の火》一時停止

テーブルトップ発効日(ルールおよび禁止制限):2020年6月1日

Magic OnlineおよびMTGアリーナ ルール変更発効日:2020年6月4日

Magic Online 禁止制限発効日:2020年6月1日

MTGアリーナ 禁止制限発効日:2020年6月4日

事前に予告のあった相棒能力のエラッタが出された。その他,スタンダードと《裏切りの工作員/Agent of Treachery》と《創案の火/Fires of Invention》の禁止,MTGA専用のヒストリックで《裏切りの工作員/Agent of Treachery》と《創案の火/Fires of Invention》の一時停止という内容だった。

相棒

新しい相棒ルールということで実質的にエラッタが出された。エラッタは能力の整理などで昔のカードでよくあった記憶がある。最近だとプレインズウォーカーが伝説になったところが印象的だ。そのため,新しくエラッタが出たのは珍しい。

肝心の新しい相棒のルールだが,個人的には妥当だと思った。登場時のルールだとそのままキャストが可能で,即時性が高く,ゲームに与える影響が大きすぎた。これくらいであれば,速度も緩和されて順当ではないかと思った。

《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》にしても《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》にしても,白使いとしては今まで白には存在しなかったタイプの能力を持っており,仮に相棒無しで十分に活用の余地があると思っている。

どうせなら発表と同時にヴィンテージとレガシーで禁止された《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》や《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》の禁止も解除してくれたらよかったのにと思った。

《裏切りの工作員/Agent of Treachery》と《創案の火/Fires of Invention》

スタンダードはやっていないのだが,噂はきいていた。

《裏切りの工作員/Agent of Treachery》は《押収/Confiscate》が6マナであることを考えると,順当なカードではあるのだが,たまたま高マナコストのクリーチャーのコストを踏み倒せるカードが存在する都合で禁止となったらしい。やや以外な印象を持った。

その他,《創案の火/Fires of Invention》だが,土地の枚数以下の呪文を2個までキャスト可能ということで,比較的順当に感じるのだが,丁度イコリア:巨獣の棲処で根本原理サイクルが収録されたのもあり,色拘束の強いパワーカードが環境にあるのもあり,禁止となったようだ。

自分の感覚としては,スタンダードでの禁止というのはミラディンでの親和のイメージが強すぎて,最近だとせいぜい《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》くらいが順当に感じている。

カードパワーが全体的に上がってきており,今回のスタンダードでの禁止改定は組み合わせの問題という印象を持った。

結論

先日のヴィンテージとレガシーでの相棒の禁止に続いた禁止改定であり,慌ただしく感じた禁止改定だった。

正直相棒能力は,登場時から強すぎな能力に感じていたので,今回のエラッタは順当だと感じた。

早くヴィンテージとレガシーで禁止された《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》と《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》を解放してやってほしい。

購入報告: プロテクション(すべて/2)を持つ白の優良中堅クリーチャー

概要

2020-05-23 Satにラクマで《ラバブリンクの冒険者/Lavabrink Venturer》日3枚を300円で購入した。内1枚は拡張アートとなっている。

期間限定のラクマの100円クーポンがあり,これの消化が主な目的だった。

効果

《ラバブリンクの冒険者/Lavabrink Venturer》

Lavabrink Venturer / ラバブリンクの冒険者 (2)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
ラバブリンクの冒険者が戦場に出るに際し、奇数か偶数を選ぶ。(0は偶数である。)
ラバブリンクの冒険者は、プロテクション(点数で見たマナ・コストがその選ばれた値である)を得る。
3/3

イコリア:巨獣の棲処で登場した白の3マナ3/3のクリーチャーだ。

プロテクション(奇数か偶数の点数でみたマナコスト)を持つため,実質的にプロテクション(すべて/2)を持つ。白で《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》に一番近いクリーチャーだろう。

白の複数のプロテクション持ちの3マナクリーチャーには,以下のようなカードがすでに存在している。

  • 《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》
  • 《秘教の十字軍/Mystic Crusader》
  • 《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier》
  • 《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》

どれもトーナメントでの実績のあるカードであり,《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》以外は実際に使用したことがある。

《護衛募集員/Recruiter of the Guard》でサーチできない欠点はあるものの,それらよりもプロテクションの対象範囲が広い《ラバブリンクの冒険者/Lavabrink Venturer》も今後トーナメントで活躍する可能性がある。そのため,イコリア:巨獣の棲処のカード評価でも取り上げた。

ただ,市場ではそこまで評価されておらず,すでに挙げた他のプロテクション持ちクリーチャーと同じく1枚100円程度の相場となっている。

個人的には《太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace》と同じく過小評価に思っており,丁度ラクマの期間限定クーポンもあったので3枚購入した。

部族の恩恵を受けやすい人間と兵士の部族を持ち,色拘束も薄い。既存の人間,兵士,エルドラージ・ホワイト,Death & Taxesなどでも採用の検討の余地があるだろう。

環境のカードパワーの上昇,キルターンの短縮に伴い白の3マナのプロテクション持ちクリーチャーの採用は減りつつある。しかし,白で貴重な除去耐性を持ちゲームを決められるクリーチャーであり,今後の活躍に期待したい。

結論

イコリア:巨獣の棲処でも注目していた白の優良中堅クリーチャーである《ラバブリンクの冒険者/Lavabrink Venturer》の購入報告を記した。

古くはエクソダスで初めて収録された《ヴェクの聖騎士/Paladin en-Vec》の系譜を受け継ぐ,新しい白のプロテクション持ち3マナクリーチャーだった。

環境のカードパワーの上昇と高速化に伴い採用が見送られがちになってきているが,相変わらずポテンシャルは高いので今後の活躍に期待したい。

なお,後日告知予定だが購入報告は一旦これが最後となる。バインダーに保管して次回の使用機会を伺いたい。

購入報告: レガシーでだけ禁止された「相棒」

概要

2020-05-17 Sunにラクマで《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》日2枚を300円で購入した。

期間限定のラクマの100円クーポンがあり,これの消化が主な目的だった。

効果

《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》

Zirda, the Dawnwaker / 黎明起こし、ザーダ (1)(赤/白)(赤/白)
伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental) 狐(Fox)
相棒 ― あなたの開始時のデッキに入っている各パーマネント・カードが、それぞれ起動型能力を持っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、あなたは1回のみゲームの外部からこれを唱えてもよい。)
あなたがマナ能力でない能力を起動するためのコストは(2)少なくなる。この効果は、そのコストに含まれるマナの点数を1点未満に減らせない。
(1),(T):クリーチャー1体を対象とする。このターン、それではブロックできない。
3/3

イコリア:巨獣の棲処で注目のキーワード能力の「相棒」を持つクリーチャーだ。

カード評価: イコリア:巨獣の棲処 | キーワード・カウンターに相棒,新たな白の無限コンボの成立に期待の膨らむカードセット」でレビューした通り,《厳かなモノリス/Grim Monolith》か《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》との2枚で無限マナのコンボとなる。

1ターン目に《厳かなモノリス/Grim Monolith》or《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》,2ターン目に《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》の動きで最速2キルが可能となる。

白にとっては期待のカードだった。しかし,先日の禁止改定で,《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》がレガシーで禁止となった。

同じく相棒持ちクリーチャーの《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》はヴィンテージとレガシーの両方で禁止となったが,今のところ《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》はレガシーでのみ禁止となっている。

そのため,ヴィンテージでは使用可能だ。このカード自体は禁止改定の発表直前に購入したこともあり,このカードのために《厳かなモノリス/Grim Monolith》を追加で3枚購入したので,レガシーで使えなくなってしまったのは残念だった。

今のところレガシーでだけ禁止だが,モダンやパイオニアでの禁止の可能性もあるように感じる。

起動型能力を持つカードは多く,今後何らかのカードと新しい無限コンボを成立させる可能性があるからだ。そうでなくても,既存のヘリオッドカンパニーに採用するだけでも強いだろう。

結論

レガシーでだけ禁止された《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》の購入報告を記した。

先日のイコリア:巨獣の棲処のレビュー時にも禁止改定時にも書いたが,実用的な起動型能力の軽減カードは《訓練場/Training Grounds》くらいしかなく,白単で使用可能なものは《ハートストーン/Heartstone》を除けば《黎明起こし、ザーダ/Zirda, the Dawnwaker》が唯一であり,相棒なしでも採用の余地はあると思う。

今後のレガシー以外のフォーマットでの活躍を見守りながら,残り2枚もどこかのタイミングで購入したい。