概要
- イベント名: 休日レガシー
- URL: https://event.hareruyamtg.com/ja/events/?shop=1&date=201911
- 主催者: 晴れる屋トーナメントセンター
- 開催地: 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場 3-12-2 OCビル 2F
- 開催日時: 2019-11-17 Sun 12:00
- 結果: 3-2
- 1ラウンド xoo: ANT
- 2ラウンド oxx: 青赤デルバー
- 3ラウンド xoo: 黒赤リアニメイト
- 4ラウンド xx-: 4Cフレンド
- 5ラウンド oxo: ANT
2019-10-21 Monに購入した《金属モックス/Chrome Mox》の購入報告や最近の記事でも言及していた通り,いよいよ《金属モックス/Chrome Mox》を使ったデッキで大会に参加した。
午前中に水道橋で日商簿記3級を受験していた。10月から個人事業主という名のフリーターとなっており,どのみち確定申告で必要だったため,ここ1-2か月はその勉強をしていた。が,試験の手応えはいまいちだったので,また次回受験することになるだろう…
試験の終了後,そのまま直行して参加した。初戦から5回戦2018-09に復帰して以来の初の5回戦の大会だった。
デッキ
《金属モックス/Chrome Mox》を使ったデッキとして,今回は半年前に使って以来の装備リベリオンを復活させることにした。
半年前の時点で速度に問題を感じており,《金属モックス/Chrome Mox》の採用で課題を解決できるのではないかと考えたからだ。
デッキ名/Deck Name 装備リベリオン/Equipped Rebellion デッキ製作者/Deck Designer 妹尾 賢/SENOO, Ken バージョン/Version 5.0.0 日付/Date 2019-11-17 Sun 60 メインデッキ/Main Deck 22 土地/Land 08 《平地/Plains》 04 《無声開拓地/Silent Clearing》 04 《古えの墳墓/Ancient Tomb》 04 《不毛の大地/Wasteland》 02 《爆発域/Blast Zone》 26 クリーチャー/Creature 04 《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》 04 《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》 04 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》 04 《レイモス教の副長/Ramosian Lieutenant》 01 《果敢な隼/Defiant Falcon》 04 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》 02 《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》 01 《熱風の操縦者/Thermal Navigator》 02 《鏡の精体/Mirror Entity》 12 その他/Other 04 《金属モックス/Chrome Mox》 04 《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》 02 《静寂の捕縛/Bound in Silence》 01 《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》 01 《殴打頭蓋/Batterskull》 15 サイドボード/Sideboard 04 《外科的摘出/Surgical Extraction》 04 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》 02 《流刑への道/Path to Exile》 01 《天界の粛清/Celestial Purge》 03 《忘却の輪/Oblivion Ring》 01 《夜風の滑空者/Nightwind Glider》
最後に使ったv4.0.3とは構成が大幅に変わっている。
全体的にデッキ速度が環境に追いついていなかったため,速度を大幅に改善した。課題の一つだった高速コンボを念頭においたものになる。
ポイントは以下の4点だ。
- 《金属モックス/Chrome Mox》+《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》の採用
- 《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》による妨害
- 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》の廃止
- アグレッシブサイドボード
まず,いわずもがな《金属モックス/Chrome Mox》を採用した。これにより今まで《古えの墳墓/Ancient Tomb》頼みだったマナ基盤の速度を上げた。
これとセットでメインから《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》のセットを8枚搭載し,高速コンボやコントロール系デッキを対策する。1ターン目に確実にこれらの妨害カードを設置するため,《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》も採用した。
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》は応用が効くので,好んで使っていたのだが,どうしても行動が1ターン遅れてしまう。この1ターンの遅れがロンドン・マリガン後の高速環境では致命的になるため,やむなく辞退した。
最後に,メインから高速コンボを対策できているため,サイドでは《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》が効かないような高速ビートを念頭においたサイド構成にした。
ただし,ここはまだ手探り状態だ。本当はにっくき《レンと六番/Wrenn and Six》を除去でき,《暗黒の深部/Dark Depths》系デッキ,赤単プリズンの対策にもなる《天界の粛清/Celestial Purge》を3-4枚取りたかったのだが,手持ちがなかったため中途半端な枚数になっている。
デッキのコンセプトとしては,1-2ターン目に《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》を1-2枚設置し,その後はリベリオンの通常の動きによる4-5ターンキルか,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《殴打頭蓋/Batterskull》のビートでゲームを決める。
装備リベリオンのキル速度はどうしても最速4-5ターンになる。また,1ターン目のアクションが弱いことが課題だった。その課題を1ターン目の《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》で補ったというわけだ。
デッキの軸であるリベリオンと妨害カードがそれぞれ8枚以上あり,2マリガンもすればだいたいどちらかは揃う。できれば,リクルーターと妨害を各1枚以上保持した初手をキープしたい。2マリガンまでは狙っていく。
デッキのコアが安定し,なかなかのデッキではないかと好感触だった。
大会
同じタイミングでパイオニア神挑戦者決定戦が8回戦で開催されており,店内はかなり賑わっていた。
また,今回の大会では提携キャンペーンとして,近所のカレー屋であるカレーハウス横浜ボンベイ高田馬場店とTOKYO SPiCE CURRY赤と黒の2店舗共通150円割引券を参加賞として配布していた。
謎のキャンペーンだった。
1ラウンド xoo: ANT
新生装備リベリオンの初陣は復帰後は初のANTだった。久しぶりの対戦で懐かしかった。レガシーの高速コンボの筆頭であり,数多く敗北した相手だが,今回はメインから妨害カードを8枚搭載しており,新生装備リベリオンの真価が発揮される試合だった。
1ゲーム目は,残念ながら2マリガンで妨害カードをキープできなかった。通常のリベリオンの動きを狙ったところ,4ターンキルされる。こちらが先手であればリベリオン動きで間に合ったのだが,高速コンボ相手では特に先手後手のターン目差が勝敗を分けてしまう。
2-3ゲーム目は,妨害カードが初手に来るまでともに2マリガンし,それらを展開して妨害しながら,リベリオンの通常の動きで4-5ターンキルを狙うという理想的な立ち回りができ,勝利できた。
ANT相手では《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》と《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》を2枚展開できれば,勝てたも同然だろう。
2ラウンド oxx: 青赤デルバー
1ゲーム目は,こちら先手で1ターン目に《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》を設置しながら,《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》を設置するという高速展開を行う。その後,青赤キャノピーランドを《不毛の大地/Wasteland》で破壊すると,相手が土地を出してこなかった。その間にリベリオンの通常の動きで勝利。おそらく,負けを悟りわざと土地を出さなかったのではないかと予想する。
2-3ゲーム目は,こちら相手が対策カードを大量に投入してくることを予想し,《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》のセットを外し,《剣を鍬に/Swords to Plowshares》+《流刑への道/Path to Exile》の妨害カードを投入する。
結局どちらも消耗戦の末,相手のクリーチャーが残りそれで負けてしまった。
特に印象的だったのは,2ゲーム目の《昆虫の逸脱者/Insectile Aberration》をめぐる攻防。2マナリクルーターがいたので,アタックに対して《熱風の滑空者/Thermal Glider》でブロックして相打ちを狙いにいった。色的に除去不可能と予想したからだ。ただ,これが大きな失敗だった。《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》でバウンスされてしまった。ここは《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》をケアして,より確実な《静寂の捕縛/Bound in Silence》で攻撃を止めるべきだった。ここは大きな反省点だった。ここでの攻防で余計に6点ダメージを受けたのが響き,火力で負けてしまった。
また,3ゲーム目はこちらが序盤に一気に2体展開した《レイモス教の兵長/Ramosian Sergeant》を《稲妻/Lightning Bolt》と《稲妻の連鎖/Chain Lightning》で除去されてしまった。結局最後は,《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》が止まらず墓地の火力やドロー呪文を連打されて負けた。
青赤デルバーに関しては,《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》を外さないほうがいいように感じた。その他,《外科的摘出/Surgical Extraction》で《稲妻/Lightning Bolt》や《稲妻の連鎖/Chain Lightning》を除外するのもありかなと感じた。
3ラウンド xoo: 赤黒リアニメイト
高速コンボとして有名な赤黒リアニメイトとの対戦だった。
1ゲーム目は,案の定相手先手の《暴露/Unmask》の手札破壊から3ターン目にリアニメイトされ,どうにもできず負けた。
2ゲーム目は,こちらの手札はいまいちだったのだが,《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》と《外科的摘出/Surgical Extraction》の手札をキープして挑む。相手の《再活性/Reanimate》に《外科的摘出/Surgical Extraction》を合わせたところ,3ターン目に投了された。
3ゲーム目は,相手先手1ターン目の《再活性/Reanimate》に《外科的摘出/Surgical Extraction》を合わせ,その後リベリオンの通常の動きで勝利した。
《外科的摘出/Surgical Extraction》さまさまな試合だった。先手1ターン目のリアニメイトには,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》や《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》では到底間に合わない。今まではこれらで十分かと思っていたのだが,こうした高速リアニメイトがいる以上,墓地対策は《外科的摘出/Surgical Extraction》一択だと認識させられた。
4ラウンド xx-: 4Cフレンド
ここまで,高速コンボとは別の課題である《レンと六番/Wrenn and Six》系デッキとはあたっていなかったが,いよいよここで対戦となった。
1ゲーム目は,惜しい展開だったのだが,こちらの一瞬の気の緩みで負けてしまった。反省すべきゲームだった。
《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》からゲームが始まり,その後リベリオンや《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を連打するお互い消耗戦になるゲーム展開だった。後半にこちらの《殴打頭蓋/Batterskull》素だしによるビートが始まり,最終的に今引きした《熱風の滑空者/Thermal Glider》でライフを1まで追い詰める。が,ここで気が緩んだのか,もう展開しても意味がなく,《古えの墳墓/Ancient Tomb》からのダメージを嫌がり,《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》を展開しなかった。これが致命的な失敗だった。
結局,その後相手は《思案/Ponder》や《渦まく知識/Brainstorm》を連打し,最終的に《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》と《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を展開してしまう。ここでこちらの攻撃陣がバウンスで止められてしまい,負けてしまった。
これはライフにも余裕があり,勝てるだろうと気が緩んだ失敗だった。反省する。
2ゲーム目は,青赤デルバーと同様に妨害カードを除去カードに差し替えてゲームを始めた。こちらも消耗戦になり,結局《疫病を仕組むもの/Plague Engineer》やエルドレインの王権のバウンス持ちフェアリーでビートを決められて負けた。
途中,《外科的摘出/Surgical Extraction》で相手のデッキを確認したのだが,あまりそれらしい対策カードは入っていなかった。《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》は残しておいてもよかったのかもしれない。
あるいは,《レンと六番/Wrenn and Six》で《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》を除去されるのが嫌なので,《虚空の杯/Chalice of the Void》や《耳の痛い静寂/Deafening Silence》に差し替えるなど,検討の余地がありそうだ。
5ラウンド oxo: ANT
今までの平日レガシーでは全然当たらなかったANTに今日は2回もあたってしまった。
1ゲーム目は,《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》を展開しながら,リベリオンの通常の動きで勝利。
2ゲーム目は,4-5ターン目にこちらの《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》を《残響する真実/Echoing Truth》によるバウンスからコンボが決まり負け。
3ゲーム目は,1ターン目にこそ展開できないものの,初手に《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》と《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》があったので,サリアから順番に展開し,その後リベリオンの通常の動きで勝利。
結果
結果は3-2で久しぶりの勝ち越しとなった。
デッキを対コンボな構成にしたところに3回も高速コンボに当たってしまったのは運がよかったのだろうか。それとも,《レンと六番/Wrenn and Six》や《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》のパワーカードが環境に増えてきたため,それらに勝利できる高速コンボがメタ上に増えたのかもしれない。
課題の一つだった高速コンボに全て勝利できたのはよかった。デッキの動きとしてたしかな手応えを感じた。しかし,その他の青赤デルバーや肝心の《レンと六番/Wrenn and Six》系デッキに対する課題が残ったままとなった。
やはりだが,これらの青いデッキは《渦まく知識/Brainstorm》と《思案/Ponder》の8枚体制になっているので,ここを崩すのがポイントだろう。《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》は《レンと六番/Wrenn and Six》で除去されてしまうのが,大きな課題となる。
《天界の粛清/Celestial Purge》や《不敬の命令/Profane Command》を多めに積んで,《レンと六番/Wrenn and Six》を除去できるようにするとか,《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》,《耳の痛い静寂/Deafening Silence》や《虚空の杯/Chalice of the Void》を搭載するなどして,《レンと六番/Wrenn and Six》の除去をうまく回避するなど,特にサイドボードに検討の余地がありそうだ。この中では《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》が確実な気もする。
次回の大会は1週間後の11/27 Sunの晴れる屋TCでのEternal Party Trialの予定だ。それまでにもう少しサイドボードの案を練って,次こそは《レンと六番/Wrenn and Six》系デッキに勝てるようにしたい。
コメント
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[…] 2019-11-17に一度対戦した相手だった。 […]