概要
- イベント名: DCI公認レガシー
- URL: https://sinjintei.diarynote.jp/201912261344282793/
- 主催者: MTG Shop 信心亭
- 開催地: 神奈川県横浜市西区南幸2丁目16-22金属ビル9階
- 開催日時: 2019-12-25 Wed 19:00
- 結果: 1-2
- 1R oo-: デルバー/ジェスカイ
- 2R xox: コントロール/バント
- 3R xox: エルフ (全勝者)
前回の大会報告で予告した通り,今月で新横浜での仕事が終わるため,横浜での大会開催店舗での参加納めとして,信心亭のレガシー大会に参加した。
信心亭は初めて訪問したカードショップだ。位置はMINT横浜店のすぐ近くだ。ビル9Fのフロアに居室しており,室内が広くて落ち着いたお店だった。地域に根ざしたカードショップとしては,空間に余裕がありいいお店だなと感じた。
購入者としては,ストレージはあるのだが,シングルカードのバインダーをおいていないのが残念だった。
地元の知り合い同士が多く参加されているようで,アットホームな身内感の強いお店だった。
デッキ
前回の大会ではリベリオンを使ったので,今回はエルドラージで挑んだ。エルドラージでは《難題の予見者/Thought-Knot Seer》が使えるので,より対応力が高いのではないかと考えたからだ。
デッキ名/Deck Name エルドラージ・ホワイト/Eldrazi White デッキ製作者/Deck Designer 妹尾 賢/SENOO, Ken バージョン/Version 3.0.0 日付/Date 2019-12-25 Wed 60 メインデッキ/Main Deck 24 土地/Land 04 《平地/Plains》 04 《古えの墳墓/Ancient Tomb》 04 《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》 04 《不毛の大地/Wasteland》 03 《爆発域/Blast Zone》 02 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》 02 《無声開拓地/Silent Clearing》 01 《古えの居住地/Ancient Den》 21 クリーチャー/Creature 01 《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》 01 《歩行バリスタ/Walking Ballista》 04 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》 01 《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》 01 《無私の霊魂/Selfless Spirit》 01 《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》 02 《護衛募集員/Recruiter of the Guard》 01 《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》 03 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》 04 《難題の予見者/Thought-Knot Seer》 02 《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》 15 その他/Other 02 《虚空の杯/Chalice of the Void》 04 《金属モックス/Chrome Mox》 04 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》 01 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》 01 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》 01 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》 01 《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》 01 《殴打頭蓋/Batterskull》 15 サイドボード/Sideboard 03 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》 03 《議会の採決/Council's Judgment》 01 《歩行バリスタ/Walking Ballista》 01 《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》 01 《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》 01 《安らかなる眠り/Rest in Peace》 02 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》 01 《無のロッド/Null Rod》 01 《減衰球/Damping Sphere》 01 《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
v2.0.0との差分は以下となる。
024 土地/Land -02 《平地/Plains》 +03 《爆発域/Blast Zone》 +02 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》 -02 《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》 +01 《古えの居住地/Ancient Den》 021 クリーチャー/Creature -03 《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》 -02 《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》 -03 《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》 +01 《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》 +01 《無私の霊魂/Selfless Spirit》 +01 《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》 015 その他/Other -04 《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》 +04 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》 +01 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》 +01 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》 +01 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》 015 サイドボード/Sideboard -01 《石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent》 -04 《外科的摘出/Surgical Extraction》 -02 《呪われた巻物/Cursed Scroll》 +01 《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》 +01 《安らかなる眠り/Rest in Peace》 +02 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》 +01 《無のロッド/Null Rod》 +01 《減衰球/Damping Sphere》 +01 《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
要点をまとめると以下となる。
- 《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》+《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》の辞退
- 《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》+《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》の辞退
- 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》+《聖域の僧院長/Sanctum Prelate》の採用
- 《爆発域/Blast Zone》の採用
- 《悟りの教示者/Enlightened Tutor》を念頭においたサイドボードの見直し
- 《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》の辞退+PWの採用
上記変更の他に,デッキ名を白エルドラージからエルドラージ・ホワイトに変更した。エルドラージ・ストンピィやエルドラージ・ポストと表記を統一したかったのが理由だ。
デッキにPWの新カードを搭載したのでバージョンをv2.0.0->v3.0.0に更新した。
今回の更新で注意したいのが,《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》の辞退だ。前回のエルドラージ・ホワイトを使用した大会で,デルバー/UR相手に3点火力で簡単に対処され,また起動型能力の3マナを構えるのがやや難しく感じたための辞退だ。
そして,デルバーのブロッカーとして有効な2マナの飛行クリーチャーとして,《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》と《無私の霊魂/Selfless Spirit》を採用した。それぞれ1枚しかもっていなかったため1枚ずつの採用となった。《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の他の白の2マナ域が,意外と思いつかなくて悩んでいいたところでの閃きだった。
特に,《悔恨する僧侶/Remorseful Cleric》はメインから墓地対策もできるので悪くないと思った。1枚100円程度で購入できそうなので,残り3枚も買い揃えたい。
その他,同じくデルバーに有効な《爆発域/Blast Zone》を採用した。やはり,《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》に対応できるカードをメインから採用しておきたい。
《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》の代わりにフィニッシャーとして《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》と《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を採用した。本来ならば,《現実を砕くもの/Reality Smasher》を採用したいのだが,あいにく手持ちがないため,ギデオンも1枚しかないためこの採用となった。
試合
19:00開始で参加費500円で12名の参加だった。初めてのお店での初めての大会だったのでなんだか緊張してしまった。
1R oo-: デルバー/ジェスカイ
WURの初めて戦う色の相手だった。初動からしてデルバー/URかと思ってしまった。
1Gは《虚空の杯/Chalice of the Void》から始められるも,土地が《古えの墳墓/Ancient Tomb》3枚しか引かず,手札の《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》を出せない。
幸い相手も動きが鈍かったので,どうにか《金属モックス/Chrome Mox》を引き込み《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《殴打頭蓋/Batterskull》で,土地からのダメージでライフが危なかったものの勝利。
2Gは《悟りの教示者/Enlightened Tutor》経由の2ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》。予定通り,《目くらまし/Daze》に《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》を合わせてテンポをとる。
その後,《解呪/Disenchant》2枚で《虚空の杯/Chalice of the Void》と《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の《殴打頭蓋/Batterskull》を破壊される。ライフを詰められるも,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》+《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》で勝利。
《虚空の杯/Chalice of the Void》を1-2ターン目に展開するというこちらのゲームプランが見事に決まった試合だった。
2R xox: コントロール/バント
1Gは1ターン目に《金属モックス/Chrome Mox》から《歩行バリスタ/Walking Ballista》,アップキープに《悟りの教示者/Enlightened Tutor》からの《虚空の杯/Chalice of the Void》で始める。《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》で手札に戻されて時間を稼がれ,こちらの後続が途絶えたところでプレインズウォーカーを並べられる。《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》+《無声開拓地/Silent Clearing》で対抗するも,《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》に攻撃されて負ける。
2Gは《虚空の杯/Chalice of the Void》を展開するも,《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》2体をだされる。《議会の採決/Council’s Judgment》2枚でなんとか対応するも,3/3トークン2体で窮地に立たされる。《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》と《殴打頭蓋/Batterskull》をうまく展開して,最終的に《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》に《殴打頭蓋/Batterskull》を装備して殴りきることに成功した。
白の中堅最強と名高い《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》の立派な仕事だった。このカードは使っていて面白い。増量したいかもしれない。
3Gは《虚空の杯/Chalice of the Void》はないものの,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を2ターン目に展開できる初手をキープする。《難題の予見者/Thought-Knot Seer》自体は《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で除去される。その後,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》経由で《虚空の杯/Chalice of the Void》を展開するも,こちらは《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》でバウンスされて時間を稼がれる。その次のターンに《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を展開される。《爆発域/Blast Zone》で処理しようとするも,その間に3/3の鹿を2体用意され,《爆発域/Blast Zone》で《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》と《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》を除去するも,返しで《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》2体を展開されてビート負けした。
3Gは初手が《難題の予見者/Thought-Knot Seer》,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》,《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》2,《古えの墳墓/Ancient Tomb》,《平地/Plains》,《爆発域/Blast Zone》のような手札だった。ここでライフの消耗を嫌って,《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》2枚で始めたのがまずかった。
1枚を《古えの墳墓/Ancient Tomb》にしておけば,《爆発域/Blast Zone》にカウンターを載せながら行動できたので,《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》の展開が間に合っていた可能性があった。序盤は速度が特に重要なため,今後は《古えの墳墓/Ancient Tomb》のダメージを我慢する。
3R xox: エルフ
1Gは2ターン目に《無私の霊魂/Selfless Spirit》,3ターン目に《難題の予見者/Thought-Knot Seer》の動き。ここで確認した手札に《垣間見る自然/Glimpse of Nature》と《自然の秩序/Natural Order》があった。ここで《垣間見る自然/Glimpse of Nature》を除外したのが失敗だった。3ターン後くらいに《自然の秩序/Natural Order》から《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》を出されて負ける。
ここは場に《遺産のドルイド/Heritage Druid》がいなかったので,より脅威となりえる《自然の秩序/Natural Order》を除外すべきだった。
2Gは1ターン目《剣を鍬に/Swords to Plowshares》から,アップキープ《悟りの教示者/Enlightened Tutor》からの2ターン目《虚空の杯/Chalice of the Void》の初動。途中で《突然の衰微/Abrupt Decay》で破壊されるも,2枚目を即サーチして出したり,《剣を鍬に/Swords to Plowshares》をうまく引き込んで《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》に持ち込んで勝利した。
3Gはプレイミスで負けた試合だった。2ターン目に《不毛の大地/Wasteland》で《魂の洞窟/Cavern of Souls》を破壊して,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》経由で3ターン目に《虚空の杯/Chalice of the Void》を展開する動きをする。
続くターンで《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を展開すると,手札に2枚目の《突然の衰微/Abrupt Decay》があったので除外。しかし,相手も3枚目の《突然の衰微/Abrupt Decay》を引き込み,《虚空の杯/Chalice of the Void》を破壊してくる。
ここから《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》+《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》で決めにいく。途中で,《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》を出されて《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》を封じられる。2ターン後に《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を引き込んだので,《剣を鍬に/Swords to Plowshares》構える。返しのターンで《自然の秩序/Natural Order》をキャストされる。
《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》は既に手札にあったので何を持ってくるのかわからなかったので,出てから《剣を鍬に/Swords to Plowshares》で除去すればいいかと思って通してしまう。
ここから,《武勇の場の執政官/Archon of Valor’s Reach》でインスタントを封じられてしまい,そのまま負けてしまった。
ここで対応して《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》を除去していれば,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》+《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》勝つことができた可能性が高い。
エルフは1年に1-2回しか対戦しないため,相手のデッキへの理解不足が敗北につながってしまった。《垣間見る自然/Glimpse of Nature》があったので,サイドボードから《減衰球/Damping Sphere》を採用したのだが,これはいらなかった。代わりに,《遺産のドルイド/Heritage Druid》をきっちり除去していけば十分だった。
それよりも《謙虚/Humility》がほしい試合だった。相手のパーマネント破壊が《突然の衰微/Abrupt Decay》であったため,《謙虚/Humility》を破壊する手段を相手は持っていなかった。つまり,《謙虚/Humility》を出せば後は《殴打頭蓋/Batterskull》で,《虚空の杯/Chalice of the Void》すら不要で勝てる試合となっていた。
結果
結果は1-2だった。久しぶりに1勝を勝ち取ることができた。《レンと六番/Wrenn and Six》が禁止される直前の大会以来の4大会ぶりの勝利となった。
勝利できた試合は《虚空の杯/Chalice of the Void》を場に残せた試合であり,《虚空の杯/Chalice of the Void》が勝利のポイントという仮説はやはり正しそうだ。
2Rのコントロール/バント相手の《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》がやはり強かった。返しで即除去できないとゲームが決まるように感じてしまった。この他,エルフのような横に並べる相手にも効くので,《爆発域/Blast Zone》の4枚目が必要に感じた。
3Rのエルフに負けたのは悔しかった。サイドボードに忘れずに《謙虚/Humility》を採用して,次回は勝ちたい。
信心亭はアットホームな感じでいいお店だった。平日にも関わらず12名の参加者がいたため,MINT 横浜店に行くくらいならこちらのほうがよいように感じた。
ただし,こちらは参加費500円で2勝できないと何もない。これを考えると,晴れる屋横浜店の参加賞の100円商品券が弱小プレイヤーには地味にありがたい。
今月の残りの大会参加予定は以下となる。
- 12/28 Sat 14:00 晴れる屋TC休日レガシー
次回のデッキをどうするかはちょっと考える。やはり《難題の予見者/Thought-Knot Seer》の手札破壊の安心感が大きい。リベリオンに《難題の予見者/Thought-Knot Seer》を採用した形もありかもしれない。逆に,《護衛募集員/Recruiter of the Guard》が動きが遅くていまいちに感じた。
いろいろ検討して次の大会に挑みたい。
コメント
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