考察: デッキ分類 | 適切なデッキの分類分けは対策と傾向の分析に有益

概要

2019年の戦績を整理しており,対戦相手のデッキタイプの分類で迷ってしまった。

今までデッキタイプについてはあまり深く考えていなかった。実際,土地単はどう分類するのが適切か悩んでしまった。土地単は《罰する火/Punishing Fire》,《暗黒の深部/Dark Depths》,《壌土からの生命/Life from the Loam》が搭載されており,墓地コンボの側面,瞬殺コンボの側面,コントロールの側面がある。

実際に対戦デッキのデッキを分類し,自分の苦手なタイプを把握することは,今後の傾向と対策を練る上で重要だ。

そこでデッキの分類について自分の考えを整理することにした。

調査

まず,基本情報としてMTG Wikiの「アーキタイプ」のページを眺めて一般的なデッキタイプについて学んだ。

まず,一般的にいわれる3大アーキタイプ (デッキタイプ) として以下がある。

  1. ビートダウン
  2. コントロール
  3. コンボ

この3大タイプはイメージしやすい。さらに,これを細分化するような形で2012-03-27に公開された「ゼロからのデッキ構築」の公式記事で以下の6のアーキタイプによる分類が示された。この分類をR&Dによる分類と呼ぶことにする。

  1. アグロコントロール
  2. ビートダウン
  3. コンボ
  4. コントロール
  5. ミッドレンジ
  6. ランプ

MTG Wikiの記事は元の記事と単語名が異なっているので注意する。

このR&Dによる分類は3大アーキタイプの内のビートダウンをビートダウン,アグロコントロール,ミッドレンジ,ランプに細分化した分類のようだ。アグロコントロールはデルバーデッキを代表とするクロック・パーミッションと言い換えてもよいだろう。

MTG Wikiではこの他にFloresによる9の分類も掲載されている。しかし,こちらは分類に適切な名前がついておらず,数が少々多くて分類しにくく感じた。

分類

R&Dによる分類は,多すぎず少なすぎない分類数で悪くない。ただし,この分類にも少々問題を感じる。例えば,コンボの分類の粒度が少々大きすぎる。カードプールの広いレガシー環境ではコンボ速度や利用するリソースもさまざまである。ANTとドレッジを同じコンボ分類でまとめるのは少々大雑把に感じる。ビートダウンを4種類の細分化したようにコンボも細分化が必要に感じる。

そこでR&Dによる分類を参考にして自分なりのデッキの分類を考えた。分類名と該当例を以下に記した。

  1. 墓地コンボ: ドレッジ,リアニメイト,Nic Fit:レクター,サルベイジャーコンボ,ホガーク,復讐蔦,フェニックス,セファリッドブレイクファースト
  2. 瞬殺コンボ: ANT, 実物提示教育,食物連鎖,ペインター,ベルチャー
  3. 中速コンボ: 土地単,暗黒の深部,エルフ,自然の秩序,スケープシフト,アルーレン,ヘルムヴォイド/ヘルムピース,欠片の双子,サヒーリコンボ,ループジャンクション
  4. アグロ: ゴブリン,白ウィニー,バーン,Zoo,親和
  5. ビート・コントロール: ジャンク,赤単プリズン,エルドラージ・ストンピィ,POX,Death & Taxes,テゼレット,スティール・ストンピィ,マーベリック,Nic Fit:レクターなし,ウルザ
  6. クロック・パーミッション: デルバー,石鍛冶,忍者,デスシャドー,スタイフルノート,マーフォーク,感染
  7. ランプ: エルドラージ・ポスト,12post
  8. コントロール: 奇跡,4Cフレンド,グリクシス・コントロール,バント・コントロール

なお,先頭の番号は参照しやすいように付けただけで特に深い意味はない。

解説

R&Dによる分類ではコンボが大雑把だったため,ここをさらに墓地コンボ,瞬殺コンボ,中速コンボに細分化した。その他,アグロコントロールをクロック・パーミッション,ミッドレンジをビート・コントロール,ビートダウンをアグロに変更した。

分類にあたっては実際のデッキの動きに注目することにした。例えば,スタイフルノート,デスシャドー,感染はコンボにもみなせるようなデッキだが,どれも動きはクロック・パーミッションなのでこちらに分類した。

土地単も基本的に勝ち手段は《死者の原野/Field of the Dead》,《暗黒の深部/Dark Depths》,《罰する火/Punishing Fire》,《溶鉄の渦/Molten Vortex》なので,中速コンボに分類した。《罰する火/Punishing Fire》と《溶鉄の渦/Molten Vortex》が墓地を前提としているが,どちらかというと《暗黒の深部/Dark Depths》のほうがメインな印象だったので,墓地コンボにはしなかった。

特に,コンボにおいては墓地利用コンボは一つの典型的な形だ。使う側も対策する側としてもこれは別の分類にしたほうがわかりやすいと判断した。このため,Nic Fitに関しては墓地を利用する《アカデミーの学長/Academy Rector》の有無で分類を分けた。

その他の墓地をメインで使わないコンボについては,コンボ成立速度をベースに分類した。何もなければ概ね3ターン目にはゲームが決まるようなコンボを瞬殺コンボとし,それより遅いコンボを中速コンボとした。

レガシーではランプに該当するデッキがポスト系デッキしかなく,数が少ないのが少々心残りだ。他に何かうまい分類が思いつけばそちらに変えてもいいかもしれない。

その他《虚空の杯/Chalice of the Void》を使うストンピィ系デッキを便宜上ビート・コントロールに分類にした。これにより,アグロの分類がコントロール要素や妨害要素の薄い (概ね8枚未満) ビートダウンデッキとなり,該当例がゴブリン,Zooなどになった。

この分類で,既存のレガシー環境のデッキを動きに着目してうまく分類できたのではないかと感じている。これにより,敗因の対策と傾向を練りやすくなったのではないかと思う。

結論

2019年の戦績を整理する上で対戦相手のデッキタイプの分類に悩んだ。自分なりに調べてうまい分類を考案できた。

今後は勝敗とデッキ名でだけではなく,この分類で対戦相手のデッキを挙動ごとに分類し,傾向と対策の参考にしたい。

なお,この分類で不足している視点,カバーできないデッキなどあれば,是非コメントいただきたい。

コメント

  1. […] 以前,考察で提案したデッキ分類による使用デッキと対戦デッキ別の戦績を掲載する。 […]

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