評価: 時のらせんリマスター | レガシー初期の白ウィニーを支えた懐かしきカードセット

概要

2021-03-19 Fri発売のカードセットの「時のらせんリマスター」の全カードリストが公開されたのでレビューする。

時のらせんリマスターは,時のらせんブロック (時のらせん,次元の混乱,未来予知) のカードセットから選りすぐりのカードを選抜して収録された再録セットとなる。加えて,時のらせん居倍にも,いくつか旧枠デザインで再録されている。

再録セットのため,新録カードは一切なく,目新しいものはない。ただ,時のらせんはプロフィールに記載した通り,自分がレガシーを本格的に始めた頃のカードセットであり,時のらせんのカードには思い入れが深い。

また,当時はブログを持っておらず,カード評価をしていなかった。そこで,あらためて評価することにした。

時のらせんブロックは,フラッシュバックやバイバックなど,過去のメカニズムに加えて,刹那,消失などの新しいメカニズムが導入された。その他,白使いとしてはレベル,コーなどの昔の部族の新録カードがあった。

その他,《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》,《セラの報復者/Serra Avenger》,《コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor》,《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》など,トーナメントで活躍したカードがいくつも収録されていた。

白のエターナル構築 (レガシー,ヴィンテージ) 視点で,特に思い出があったり気になる以下のカードをレビューする。

旧採用カード。

  • 《太陽の槍/Sunlance》
  • 《時間の孤立/Temporal Isolation》
  • 《横這スリヴァー/Sidewinder Sliver》
  • 《筋肉スリヴァー/Muscle Sliver》
  • 《聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus》
  • 《天界の十字軍/Celestial Crusader》
  • 《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
  • 《セラの報復者/Serra Avenger》
  • 《石覆い/Stonecloaker》
  • 《コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor》

レベルカード。

  • 《アムローの偵察兵/Amrou Scout》
  • 《静寂の捕縛/Bound in Silence》
  • 《コーの先導/Outrider en-Kor》
  • 《鏡の精体/Mirror Entity》

注目カード。

  • 《宮殿の看守/Palace Jailer》
  • 《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》
  • 《斑岩の節/Porphyry Nodes》
  • 《不愉快の拒絶/Rebuff the Wicked》
  • 《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
  • 《多用途の鍵/Manifold Key》
  • 《虚空の杯/Chalice of the Void》

再録カードのため,まとめて評価する。

評価

旧採用カード

旧採用カードとして以下のカードが目についた。

  • 《太陽の槍/Sunlance》
  • 《時間の孤立/Temporal Isolation》
  • 《横這スリヴァー/Sidewinder Sliver》
  • 《筋肉スリヴァー/Muscle Sliver》
  • 《聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus》
  • 《天界の十字軍/Celestial Crusader》
  • 《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
  • 《セラの報復者/Serra Avenger》
  • 《石覆い/Stonecloaker》
  • 《コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor》

《太陽の槍/Sunlance》と《時間の孤立/Temporal Isolation》は,《剣を鍬に/Swords to Plowshares》入手する以前の白の除去として半年から1年くらい採用していた。1-2マナで白で能動的に使える除去が,時のらせん時点では《剣を鍬に/Swords to Plowshares》くらいしく,これら2種にはお世話になった。

その後,コンフラックスで《流刑への道/Path to Exile》が登場したり,たしかゼンディカーで《未達への旅/Journey to Nowhere》も登場した。

《横這スリヴァー/Sidewinder Sliver》,《筋肉スリヴァー/Muscle Sliver》,《聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus》,《天界の十字軍/Celestial Crusader》は,白ウィニーらしいカードで,当時の1-2マナ域の定番カードだった。ただ,《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を突破できず,結局このあたりのカードは徐々に辞退していった。

《聖なる後光の騎士/Knight of the Holy Nimbus》なんかは,《抑制の場/Suppression Field》と相性が良くて,長らく使っていたのだが,基本的なパワー・タフネスに問題があり,パワー不足だった。《天界の十字軍/Celestial Crusader》は,白の貴重な刹那持ちで,コンバットトリックや,《相殺/Counterbalance》+《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》をくぐり抜けられるということで,《十字軍/Crusade》をあまり持っていなかったのもあり,使っていた。

残りの,《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》,《セラの報復者/Serra Avenger》,《石覆い/Stonecloaker》,《コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor》は,長く大会でも採用していた。

中でも,《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》,《セラの報復者/Serra Avenger》は今でも検討できるレベルのカードだ。

特に,《セラの報復者/Serra Avenger》は登場時からかなりの間使い続けたお気に入りのカードだった。《セラの報復者/Serra Avenger》に《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》を装備して,ゴブリン,ドラゴン・ストンピィ,マーフォークなど,数多の強敵と戦ってきた。

《コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor》と《石覆い/Stonecloaker》も,初期のDeath & Taxesで採用されていたのだが,昨今のカードパワーにはついていけず,使われなくなった。《コロンドールのマンガラ/Mangara of Corondor》は,まだ可能性があると思うのだが,《スカイクレイブの亡霊/Skyclave Apparition》や《議会の採決/Council’s Judgment》があるので,なかなか…

レガシー初期にどれも実際に使い込んだ懐かしいカードたちだった。

レベルカード

時のらせんで新たに追加されたレベルカードも忘れられない。

  • 《アムローの偵察兵/Amrou Scout》
  • 《静寂の捕縛/Bound in Silence》
  • 《コーの先導/Outrider en-Kor》
  • 《鏡の精体/Mirror Entity》

《アムローの偵察兵/Amrou Scout》は,メルカディアン・マスクスブロック以来の新規のリクルーターだ。レベルだけでなく,キスキンの部族を持っているのがポイントだ。直前のローウィン・ブロックで,白はキスキン部族がフィーチャーされていたので,相性が良かった。

そのため,キスキン部族で《アムローの偵察兵/Amrou Scout》+《鏡の精体/Mirror Entity》+《静寂の捕縛/Bound in Silence》は,自分の中で定番セットだった。

そして,リベリオン使いとして,《静寂の捕縛/Bound in Silence》の登場は非常に大きかった。あまりにも大きい。従来は,相手の攻撃に合わせて,《果敢な先兵/Defiant Vanguard》をリクルートしてブロックすることでしか,戦場のクリーチャーに対応できなかった。

《静寂の捕縛/Bound in Silence》のおかげで,相手のブロック阻止,クリーチャー除去の回避などができ,大幅に強化された。リベリオンを組む上で欠かすことのできない必須のカードとなる。

加えて,《コーの先導/Outrider en-Kor》は,テンペストブロックで登場したダメージ移し替え能力を持つレベル・コーの新規カードだ。0マナのダメージ移し替え能力は,《特別工作班/Task Force》や《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》と組み合わせた無限コンボ (ループ・ジャンクション,セファリッド・ブレックファースト) として,大会での実績がある。
特に,《特別工作班/Task Force》と《コーの先導/Outrider en-Kor》の両方がレベル部族なため,リベリオンにループ・ジャンクションのギミックの組み合わせが可能になった。

新たな可能性を感じる新録カードだった。

注目カード

他に注目しているカードは以下となる。

  • 《宮殿の看守/Palace Jailer》
  • 《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》
  • 《斑岩の節/Porphyry Nodes》
  • 《不愉快の拒絶/Rebuff the Wicked》
  • 《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
  • 《多用途の鍵/Manifold Key》
  • 《虚空の杯/Chalice of the Void》

《宮殿の看守/Palace Jailer》はコンスピラシー:王位争奪戦でしか収録されていないものの統率者戦需要の高いカードだったため再録されたらしい。白の強いカードなので,流通が増えて素直に嬉しい。

《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》は《罪の意識/Guilty Conscience》と2枚コンボを構成する。旧エクステンデッドで存在したコンボとなる。

2枚コンボは大会レベルで白使いとして試してみたいのだが,このコンボは2枚コンボとしては難易度が高い。5マナのクリーチャーに1マナのオーラを付与して,タップする必要がある。同じく《虚空の杯/Chalice of the Void》を併用できない2枚コンボなら,ペインターコンボに見劣りする…。

《斑岩の節/Porphyry Nodes》は1マナで継続的にクリーチャーを破壊できる点が珍しい。今であれば,1マナだと《薄氷の上/On Thin Ice》があるが,可能性を感じる。

《不愉快の拒絶/Rebuff the Wicked》は,白の打ち消しとして貴重なのだが,効果がいまいち。こちらのパーマネントを対象に取る呪文しか打ち消せず,こちらの呪文を対象に取る呪文を打ち消せないのが致命的だ。これなら,《呪文滑り/Spellskite》だとか,《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》などのほうが,《突然の衰微/Abrupt Decay》を回避できる分いい。惜しい…

《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》は,最近《ティボルトの計略/Tibalt’s Trickery》で評価が高くなっているカードだ。エターナル勢としては,環境の速度が高速になると,《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》と共にこのカードも必要になると思うので,集めたいと思っている。ただ,1月に1枚5000円くらいで売ってしまった。再録で若干値段が落ち着いたのでまた買い戻したい。

《多用途の鍵/Manifold Key》,《虚空の杯/Chalice of the Void》も汎用的で強力なカードなので,再録は嬉しい。

結論

再録セットで目新しいものはないのだが,自分のレガシー初期に使い込んだカード達で懐かしかった。

今後必要になる可能性のある以下のカードは購入を検討したい。

  • 《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
  • 《多用途の鍵/Manifold Key》

最近,エターナル構築向けのカードが値上がってきている。特に再録禁止系で必要なカードなどは,早めに集めたい。

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