確定申告が完了し,2019年のMTG関係の支出が明らかになった。そこで,戦績報告に続く2019年の決算整理と,購入してよかったカード5選を紹介したい。
以下のカテゴリーの記事で報告した支出の総決算となる
決算
まず,2019年にMTG関係で使ったお金を振り返る。
総決算
- 139,075円: シングルカード
- 007,500円: 参加費
- 004,172円: サプライ
- 001,674円: 旅費交通費
- 152,421円: 合計
金額は,通常の簿記と同じく,クーポン券などの値引き後の金額で,ポイント使用分は金額に含まれている。このあたりは,11月に受験した日商簿記3級で学んだ知識が役立っている。
2019年はMTGに約15万円費やした。内訳を見るとシングルカードが約14万円と大半を占め,継いで参加費の7,500円と続いた。
サプライは期間限定のポイントが余っていて購入した,「マジック:ザ・ギャザリング 25th Anniversary Chronicle【電子書籍】[ ホビージャパン ]」の3980円が大半を占めている。その他にはインナースリーブを2セット購入したくらいで,同じスリーブを使い回しており,サプライにはあまりお金をかけていない。
交通費は新宿-高田馬場間を徒歩で移動 (往復約330円) し,節約に努めたおかげで少なく抑えることができた。
だいたい毎月1.5万円ほどMTGに支出しており,趣味としてはこんなものだと思う。逆に,毎月1万円くらい積み立てれば,《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》や《裏切り者の都/City of Traitors》,《魂の洞窟/Cavern of Souls》のような高額カードにも手が出せると思うと,先に希望を持てる。
購入単価ランキング
1枚あたりの単価の上位を以下に掲載する。
- 7,100円: 日1《厳かなモノリス/Grim Monolith》
- 4,400円: 英1《虚空の杯/Chalice of the Void》
- 3,880円: 英1《金属モックス/Chrome Mox》
- 2,900円: 英1《暗黒の深部/Dark Depths》
- 2,780円: 英1《Helm of Obedience》
- 2,680円: 日1《護衛募集員/Recruiter of the Guard》
- 2,500円: 英1《三なる宝球/Trinisphere》
- 2,480円: 英1《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》は,《悟りの教示者/Enlightened Tutor》からサーチして,2-3ターン目に4マナ出すために底値のタイミングで購入したのだが,その後実戦では使うことなく,バインダーの肥やしになってしまった。《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》を使うならば,チャンスあるのだが,その場合残り2-3枚の収集が必要になる。白単使いとしてあまり使い途がないので,どこかのタイミングで手放そうかと思う。
その他,白デプスやヘルムピースのパーツの他に,《虚空の杯/Chalice of the Void》,《金属モックス/Chrome Mox》,《古えの墳墓/Ancient Tomb》の今のデッキの必須パーツも並んでいる。
シングルカード
2019年に15万円支出した中で特によかったと思うシングルカード5選を紹介したい。
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
まず外せないのが《古えの墳墓/Ancient Tomb》だ。
リベリオンで挑んだ年始の大会で,速度の遅さをわからされて2019-01-12にカードラッシュの通販で4枚9920円で購入したカードだ。
6年のブランクを経て,全体的なカードパワーの高さを感じ,休止前のデッキでは全く歯が立たなかった。
ロンドン・マリガンが導入され,環境の速度があがり,いかに序盤にパワーカードを叩きつけられるかが焦点になりつつある。
2枚引いた場合,ダメージが無視できないものの,単色使いとしてはこのカードはデッキの展開速度を高める上でも必須に感じる1枚で,購入してよかった。
《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
続いて,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》だ。復帰後に初めて対戦したエルドラージ・ストンピィに連敗し,ほぼこの1枚で負けた試合もあり,とても強いなと思い,購入したカードだ。
2019-01-12の《古えの墳墓/Ancient Tomb》の購入時に一緒に2枚1380円で購入し,2019-02-10に残り2枚をカードラッシュの秋葉原店で1460円で購入した。
緑や赤もそうだが,長年白で手札破壊するには,《外科的摘出/Surgical Extraction》しかなかった。手札破壊しつつ,4/4というゲームを決められるクリーチャーを戦場に残せるこのカードはやはり強い。
ストンピィデッキ御用達であるが,コンボデッキでも安全確認としても十分有用だ。このカードのためだけにでも,《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》を採用する価値は十分にある。
2ターン目にキャストできれば,高速コンボ相手でも間に合う。リベリオンに試験的に採用してみたが悪くなかった。今後の白ウィニーでの常連になりえるカードに感じている。
ちなみに,復帰してからエルドラージ・ストンピィとエルドラージ・ポストには数回対戦した中で一度も試合で勝ったことがない。次こそは今度はこちらの《難題の予見者/Thought-Knot Seer》で勝利したい。
《虚空の杯/Chalice of the Void》
《虚空の杯/Chalice of the Void》はそれだけで勝てる試合もあるくらいの強烈な効果を持つカードだ。
これまた,2019-01-12の《古えの墳墓/Ancient Tomb》の購入時に一緒に1枚4490円に購入し,晴れる屋横浜店の開店セールで2枚目を4400円で購入した。
当初は1枚しか所有しておらず,リベリオンに《悟りの教示者/Enlightened Tutor》で試験的にかさ増しして採用していた。その時から,スタイフルノートやエスパーコントロール相手に,《虚空の杯/Chalice of the Void》だけで勝てた試合もあった。
やはり,現在のレガシー環境はクロックパーミッションとコンボがそれぞれ1/3ずつ程度は占めており,それらに共に有効な《虚空の杯/Chalice of the Void》は必須に感じた。これらのデッキの1マナ呪文の連打以上の動きができないならば,おとなしくそれらを牽制する側に回ったほうが無難だろう。
白ウィニーとしては,《剣を鍬に/Swords to Plowshares》が使いにくくなるという欠点はあるのだが,《魂の洞窟/Cavern of Souls》もあり,それ以上の利点が大きく感じる。
最近は《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》がおり,このカードを念頭においた対策も取られてきて入るものの,それでもやはり有効だ。
《虚空の杯/Chalice of the Void》入り白ウィニーを今後も試していきたい。
《金属モックス/Chrome Mox》
このカードは復帰前からの憧れのカードだ。
MTGでの初めてのモックスだった。
エンジェル・ストンピィやソルジャー・ストンピィの常連カードであり,《古えの墳墓/Ancient Tomb》と共に序盤のマナ加速に使われる。
手札の呪文を1枚消費するため,あまり引き過ぎると負けるのが少々ネックだ。また,有色呪文しか刻印できず,エルドラージに寄り過ぎると刻印するカードがなく,《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》のほうが嬉しい場面もあったりする。逆に,《金属モックス/Chrome Mox》のほうがありがたい場面もあるので,なかなか判断が難しい。
ただ,《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》は再録禁止なのもあり,1枚1万円以上する高額カードで,なかなかおいそれと手が出せない。
序盤の速度を上げるために,当分は3-4枚使い続けるだろう。
《爆発域/Blast Zone》
最後の5選目は2019年に発売された灯争大戦収録の《爆発域/Blast Zone》だ。
2019-05-05の発売直後にカードラッシュの通販で1枚790円で購入し,2019-11-03に同じくカードラッシュの通販で追加の2枚660円で,最後の1枚を2019-11-03にトレトクで1枚350円で購入した。
このカードが登場する前から,リベリオンでの除去に《漸増爆弾/Ratchet Bomb》を採用していた。《漸増爆弾/Ratchet Bomb》では,カウンターを増やす速度が遅く,《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》や《僧院の導師/Monastery Mentor》,プレインズウォーカーに間に合わないことが多々あった。
その点,《爆発域/Blast Zone》はプレイ時に即座に,《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》を除去でき,しかも打ち消されない。最近では《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》を確実に除去するためにも重宝している。
トークンや0マナカードに対応できないという欠点はあるものの,0マナカードはこちらも《虚空の杯/Chalice of the Void》や《金属モックス/Chrome Mox》で使っており,そもそも破壊したい場面はほとんどない。
正直発売前の情報の段階からこのカードは間違いなく強いと感じていたが,実際に使ってみてその強さを改めて感じている。
このカードが登場する前に,《砂漠/Desert》や《絡みつく砂丘/Grasping Dunes》を使っていたが,対応できるのはせいぜいタフネス1だ。それが,このカードはプレインズウォーカーや《罠の橋/Ensnaring Bridge》まで対応できる。最悪土地でもあるので,無駄にもならない。
特にデルバー系で使われる《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》,《戦慄衆の秘儀術師/Dreadhorde Arcanist》の両方に対応できるのがありがたい。《虚空の杯/Chalice of the Void》の展開前に展開されたカードに対応でき,うまく相互補完できている。
《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》と《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》がいる限り,当分は3-4枚採用し続けるだろう。
結論
以前の年間戦績に続いての決算整理報告を行った。
前々からまとめたいと思っていたのだが,独立後初の確定申告に思っていた以上に手間取り,遅れてしまった。
1年間でMTGに使ったお金がわかり,そして購入したシングルカードを振り返ることができ,整理しながらいろいろあったなと懐かしかった。
特に,2019年1月に購入した《古えの墳墓/Ancient Tomb》,《難題の予見者/Thought-Knot Seer》,《虚空の杯/Chalice of the Void》はその後も長く使っており,いい買い物だった。
2020年はもう2月の後半に差し掛かっている。既に,《虚空の杯/Chalice of the Void》,《虚空の力線/Leyline of the Void》,《魂の洞窟/Cavern of Souls》という,2020年の5選候補となりえるカードも購入している。
2019年は6年越しの復帰の最初の1年ということもあり,洗礼を浴びた1年だった。ただ,負けながらも手持ちカードも充実してきて,デッキの完成度,環境や課題の理解も深まってきている。
2020年もいいカードを購入し,デッキの完成度を高め勝ち越せるようにしていきたい。
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